柄の色と大きさの組み合わ地の色を先に、大きさは顔との距離で選ぶ
柄物は、地の色(背景の色)を先に決めて、柄の大きさは後から選ぶと迷いません。顔映りを左右するのは面積の広い地の色で、大きさは顔との距離や見せる面積で調整できるためです。色と大きさを片方ずつ比べる方法と、手持ちの柄物の生かし方を紹介します。

柄物は地の色を先に決めて、柄の大きさは後から選ぶ
柄物は、色と図形が重なった服です。どこから選ぶか迷ったら、次の4点を目安にしてください。
- 地の色を先に見る:面積がいちばん広く、顔映りを左右します。トップスなら、顔の近くでなじむ色を選びます。
- 柄の色は、地の色との差を見る:差が大きいとはっきり、小さいと穏やかに見えます。
- 大きさは、顔との距離で決める:顔に近いトップスやスカーフは顔立ちに、スカートやワンピースは全身のバランスに合わせます。
- 強さは、見せる面積で調整する:大きな柄は羽織りを重ねて面積を減らし、小さな柄は全身で着て存在感を出します。
柄物を、地の色・柄の色・大きさ・間隔の4つに分ける
花柄のブラウスには、地の色、花の色、葉の色があり、さらに花1つの大きさと間隔があります。「柄物が似合わない」とひとまとめにすると、どこを変えればよいのかが分かりません。まず、次の4つに分けて見てみましょう。
| 見る部分 | 確かめること | 手軽な比べ方 |
|---|---|---|
| 地の色 | 服全体でいちばん広く見える色 | 少し離れて、目を細めて見る |
| 柄の色 | 顔の近くで目立つ色 | 襟のそばの柄だけを見る |
| 大きさ | 花や図形1つの寸法 | 手のひらと比べる |
| 間隔 | 地の色が見える量 | 柄が詰まっていないかを見る |
柄物は、離れて見ると色のまとまりが、近づくと柄の形が目に入ります。そのため、先に遠くから色を見て、次に近くで大きさを見ると、順番に確かめられます。
色の差と大きさの組み合わせで、柄の強さが変わる
柄の強さは、大きさだけでは決まりません。地の色と柄の色の差が、同じくらい影響します。組み合わせると、見え方は次の4つに分かれます。
- 色の差が大きく、柄も大きい:いちばん華やかで、目を引きます。スカートやスカーフなど、面積を選べる場所で使いやすい柄です。
- 色の差が大きく、柄は小さい:にぎやかで、元気な印象です。詰まった小花柄や細かいドットが当てはまります。
- 色の差が小さく、柄は大きい:柄は大きいのに、穏やかに見えます。ワンピースやロングスカートでも着やすい柄です。
- 色の差が小さく、柄も小さい:無地に近く、控えめです。仕事用のトップスにも向きます。
大きな柄が強いと感じる人は、色の差が小さいものを選ぶと、大きさはそのままで着やすくなります。小さな柄が物足りない人は、色の差が大きいものを試してみてください。
診断結果がある人は、色と大きさに分けて当てはめる
パーソナルカラーの結果は、地の色と、色の差の目安になります。
- イエベ春:アイボリー地に、明るい色どうしの柄が目安です。色数は多くても合います。
- ブルベ夏:ソフトホワイトやライトグレーの地に、色の差が小さい、ぼかしたような柄が合います。
- イエベ秋:エクリュやベージュの地に、深い色どうしの柄が目安です。
- ブルベ冬:白、黒、濃紺の地に、白黒のストライプのような、差のはっきりした柄が合います。
柄の大きさは、顔立ちと骨格が目安です。プロが行う顔タイプ診断®の8タイプでは、「キュート」や「フレッシュ」は小さめの柄、「アクティブキュート」や「エレガント」は大きめの柄が得意とされます。骨格では、骨格ウェーブは小さめから中くらい、骨格ストレートと骨格ナチュラルは大きめの柄がなじみやすい傾向です。
顔立ちと骨格で目安が食い違うときは、トップスは顔立ちに、ボトムスは骨格に合わせます。この分け方は、パーソナルカラー・骨格・顔タイプの優先順位で紹介しています。ここで挙げた目安は傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。自分のタイプが分からない人は、無料診断で確かめてみてください。
地の色は、顔の近くでなじむかを見る
トップスでは、地の色が顔のすぐ下に広がります。顔映りが気になるときは、柄の色より先に、地の色を比べると違いが分かりやすいでしょう。
好きな柄なのに地の色が顔から浮くときは、柄の中にある色を使います。柄に入っている色のうち、顔になじむ1色を選び、その色の無地のインナーやスカーフを襟元に重ねてみてください。顔のそばはなじむ色になり、柄ともつながります。ワンピースなら、無地の羽織りの前を開けて重ねると、柄の面が縦に細くなります。
タイプ別の配色の例は、柄物の配色を整える方法にまとめています。
柄の色は、1色だけ拾って小物につなぐ
色数の多い柄を着るとき、すべての色を靴やバッグで繰り返す必要はありません。柄の中から1色だけ選び、小さなピアスやバッグにつなぐと、全身がまとまります。
鮮やかな柄の色が顔の近くで強いと感じるときは、襟元に無地を挟むと、毎回同じように調整できます。柄のシャツは、前を開けて羽織りとして使うのも一つの方法です。
柄の大きさは変えずに、見せる面積を調整する
柄の大きさが合わないと感じても、買い替える前に、見せる面積を変えてみましょう。
大きな柄のスカートは、トップスの裾を外に出すと、見える面積が減ります。柄のワンピースは、無地のジャケットの前を開けて重ねると、中央にだけ柄が残ります。
小さな柄が物足りないときは、反対に面積を増やします。柄が全面に入ったワンピースで着る、バッグや靴で柄の色を拾うなど、柄を大きくしなくても存在感は出せます。柄の形と顔立ちの合わせ方は、柄物を顔印象に合わせる方法も参考にしてください。
スカーフなら、折り方で試せる
手持ちのスカーフを、広げた形、細く折った形、バッグに結んだ形で比べてみましょう。同じ柄と色のまま、面積だけが変わります。自分が心地よいと感じる量を、つかみやすい方法です。
顔の近くでは強いけれど、バッグに結ぶなら好き、という答えもあります。それは柄が似合わないのではなく、距離と面積の好みが分かったということです。巻き方ごとの見え方は、スカーフの色・柄・巻き方の選び方で紹介しています。
お店と通販で、柄を比べるときの見方
色と大きさを同時に変えると、どちらがよかったのかが分からなくなります。片方をそろえて、もう片方だけを比べましょう。
お店では、2組だけ比べる
- 1組目:大きさが近く、色だけが違う柄を2着比べます。
- 2組目:よかったほうの色で、大きさの違う柄を2着比べます。
そのあと、羽織りを重ねて、見える面積を半分にした姿も見てください。鏡は、近くと、少し離れた位置の両方で確かめます。
通販では、柄の実際の大きさを確かめる
モデルが着た写真だけで、柄の寸法を想像しないようにしましょう。商品を平らに置いた写真や、生地を大きく写した写真を見て、花1つがボタンや手の幅に対してどのくらいかを比べます。届いたら、そのまま着た姿と、羽織りを重ねて少しだけ見せた姿の両方を試してみてください。
よくある質問
小柄な人は、大きな柄を避けたほうがよいですか?
避ける必要はありません。間隔が広く、地の色との差が小さい柄を選ぶと、大きな柄でも全身になじみます。スカートなど顔から離れた場所で使うか、羽織りを重ねて見える面積を減らすと、柄だけが目立つことを防げます。
ストライプやチェックも、同じ考え方で選べますか?
選べます。ストライプは線の太さと間隔を、チェックは格子1つの大きさを、「柄の大きさ」として見ます。地の色と線の色の差が小さく、線の細いものは無地に近いので、柄物に慣れていない人にも着やすい柄です。
仕事で柄物を着るなら、どんな柄が使いやすいですか?
地の色との差が小さく、小さめから中くらいの柄が使いやすい目安です。細いストライプ、小さなドット、同じ系統の色でまとめた小花柄などが当てはまります。ジャケットの内側に着ると、見える面積が減って落ち着きます。職場に服装の決まりがあれば、そちらを優先してください。
まとめ
柄物は、地の色、柄の色、大きさ、間隔の4つに分けて見ます。地の色を先に決めて、大きさは顔との距離と見せる面積で調整すると、迷いが減ります。顔の近くで強い柄も、羽織りで面積を減らしたり、スカーフにしてバッグに結んだりすると、楽しみ方が広がります。まずは手持ちの柄物を1枚選び、少し離れた鏡で、何色に見えるかを確かめてみましょう。
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