リップの色と質感の組み合わ色を先に、つや・マットは後で選ぶ
リップは、色を先に決めて、つや・マット・透け感などの質感は後から選ぶと迷いません。まず薄く塗って色を確かめ、強ければ透けさせ、物足りなければつやを重ねます。色と質感の組み合わせで変わる印象と、1本でできる塗り分けを紹介します。

リップは色を先に決めて、質感は後から選ぶ
リップの印象は、色と質感の掛け合わせで決まります。どちらから選ぶか迷ったら、次の4点を目安にしてください。
- 色を先に決める:まず薄く塗って、顔全体の中で色がなじむかを見ます。色が合っていないと、質感を変えても落ち着きません。
- 次に透け感を決める:色が強いと感じたら、指でなじませて透けさせます。物足りなければ、もう1度重ねます。
- つやは最後に重ねる:グロスやリップクリームを重ねれば、後からでも加えられます。
- 輪郭で仕上げる:輪郭をはっきり取るときちんとした印象に、ぼかすとやわらかい印象になります。
色と質感を分けると、しっくりこない理由が見えてくる
お店ではよく見えた色が、家で塗ると強く感じることがあります。好きな色なのに、顔がぼんやり見えることもあるでしょう。こうした違いには、照明だけでなく、つや、透け感、塗る量、輪郭が関わっています。
色だけで決めずに、次の4つに分けて見ると、直すところが分かります。
| 見ること | 変わる印象 | 試し方 |
|---|---|---|
| 色 | 明るさ、鮮やかさ、色み | 1度塗りで顔全体を見る |
| 透け感 | 唇の色が見える量 | 指かブラシで薄く広げる |
| つや | 光が集まる場所 | 中央だけグロスを重ねる |
| 輪郭 | 口元のくっきり感 | 片側ずつ境目をぼかす |
色を先に決めるのは、質感や輪郭は塗り方で変えられても、色そのものは変えにくいためです。「マットだから大人っぽい」「つやならやわらかい」と、一律には決まりません。同じ質感でも、色との組み合わせで見え方が変わります。
色と質感の4つの組み合わせと、向く場面
色の濃さと質感を掛け合わせると、見え方は大きく4つに分かれます。
| 組み合わせ | 見え方 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 濃い色×マット | はっきりして、口元が主役になる | 服がシンプルな日、夜の外出 |
| 濃い色×透け感 | 色は深いのに、軽く見える | 濃い色を普段に使いたい日 |
| 淡い色×つや | やわらかく、みずみずしい | 仕事や休日の普段使い |
| 淡い色×マット | 落ち着いて、控えめに見える | 目元を主役にしたい日 |
濃い色に挑戦するなら透け感のあるもの、淡い色を選ぶならつやのあるものから試すと、普段のメイクに取り入れやすくなります。
パーソナルカラー別の、質感の目安
パーソナルカラーの4タイプでは、色だけでなく、なじみやすい質感にも目安があります。
- イエベ春:つやや透け感のある質感が目安です。コーラルピンクやピーチが、みずみずしく見えます。
- ブルベ夏:透け感のあるつやか、しっとりしたセミマットが合います。ローズピンクやモーヴピンクになじみます。
- イエベ秋:マットからセミマットが目安です。テラコッタやブラウンレッドの深みが生きます。
- ブルベ冬:色がはっきり出るタイプが合います。控えめにしたい日は、青みのある透けるピンクを選びます。
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。タイプ別の色は、似合うリップの色の選び方で詳しく紹介しています。自分のタイプが分からない人は、無料診断で傾向を確かめてみてください。
最初は1度塗りで、色を確かめる
リップクリームなど、いつもの下地を塗ってから、唇の中央から薄く広げます。鏡は顔に近づけすぎず、眉や髪まで一緒に映る距離で、色の強さを確かめましょう。
色は好きなのに強いと感じたら、同じ1本を指でぽんぽんとなじませます。物足りなければ、直接もう1度重ねてください。新しい色を買う前に、手持ちの1本で濃さを変えてみると、好みが分かってきます。
つやは、唇の中央と全体で塗り分ける
唇全体にグロスを広げると、輪郭まで光り、ふっくらした印象になります。中央だけに重ねると、色を残したまま、小さく光を集められます。
アイシャドウやアクセサリーにも光沢があるときは、リップをマット寄りにすると落ち着きます。顔まわりで光る場所を増やしすぎないのがコツです。
マットは、輪郭をぼかして重さを和らげる
マットなリップは、光が少ないぶん、色と輪郭がはっきり見えやすいものです。重く感じるなら、輪郭を指でぼかすか、中央にだけリップクリームを重ねてみてください。
色が淡ければ、マットでも穏やかに仕上がります。「マットは苦手」と決める前に、いつもの色に近い1本で、質感だけを比べてみましょう。
輪郭の取り方は、顔立ちの線に合わせるとなじみやすくなります。曲線的な顔立ちの人は輪郭をぼかして丸く、直線的な顔立ちの人は口角まできちんと取るのが目安です。線の合わせ方は、メイクで顔の印象を整える方法を参考にしてください。
服に合わせて、リップの濃さと質感を変える
白いトップスの日はリップがくっきり見え、濃い色の服ではなじんで見えることがあります。試すときは、よく着る通勤服と休日の服を1枚ずつ用意すると、実際の見え方が分かります。
服とリップを同じ色にする必要はありません。服が鮮やかな日はリップを透けさせ、無地の日は口元に色を置くなど、どちらを主役にするかを決めましょう。つやのあるブラウスを着るときは、リップのつやを控えめにすると、顔まわりがすっきりします。
しっくりこないときは、質感と時間で見直す
買ったリップが思ったように使えないときも、すぐに手放す必要はありません。色と質感のどちらが気になるのかを分けて、直してみましょう。
色は合うのに、質感が落ち着かない
つやが強くて派手に感じるなら、塗った後にティッシュで軽く押さえます。マットで乾いて見えるなら、唇の中央にリップクリームを重ねてください。どちらも、色はそのままで質感だけを変えられます。
質感は好きなのに、色が浮いて見える
指でなじませて、透け感を出します。それでも浮くときは、手持ちのなじむ色を先に薄く塗り、その上から中央にだけ重ねてみてください。
塗った直後と、飲食の後を比べる
毎日使う1本は、時間がたった後の見え方も大切です。次の順で確かめてみましょう。
- 塗った直後に、窓の近くで見ます。
- 室内の照明でも見ます。
- 飲み物を飲んだ後に、色の残り方を見ます。
- 食事の後に、塗り直しやすいかを確かめます。
色持ちがよくても、乾燥が気になって何度も塗り直すなら、毎日使う1本には向かないかもしれません。短い外出用、食事のある日用と、使う場面を分ける方法もあります。
お店での相談の仕方は、コスメカウンターで似合う色を相談する方法にまとめています。
よくある質問
1本のリップで、つやとマットの両方を作れますか?
作れます。セミマットのリップを1本選び、つやを出したい日は中央にリップクリームやグロスを重ねます。マットに寄せたい日は、塗った後にティッシュで軽く押さえてください。
仕事用のリップは、つやとマットのどちらが向いていますか?
しっとりしたセミマットか、控えめなつやが使いやすい目安です。強いつやは華やかに、完全なマットははっきりした印象になりやすいためです。色は、元の唇の色に近いピンクベージュやローズ系を薄く塗ると、職場でもなじみます。
ティントやリップオイルは、色と質感のどちらで選べばよいですか?
どちらも、先に色を見て選びます。ティントは色が長く残るタイプなので、薄く塗って、時間がたった後の色を確かめてください。リップオイルやグロスは、透け感とつやを加えるものです。手持ちの口紅に重ねたときの見え方で選ぶと、使いやすくなります。
まとめ
リップは、色を先に決めて、透け感、つや、輪郭の順に整えると迷いません。1本でも、塗る量とつやを置く場所で雰囲気は変わります。服や照明、時間がたった後の見え方まで確かめて、心地よく使える仕上がりを探してみてください。まずは手持ちの1本を、1度塗りと重ね塗りで比べるところから始めてみましょう。
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