髪の色とは?パーソナルカラー診断での扱いと4タイプ別の髪色
パーソナルカラーで言う髪の色は、地毛だけでなく、染めた部分や白髪も含めた、今の顔まわりに見えている色のことです。髪の色だけでタイプは決まりませんが、タイプは髪色選びの目安になります。4タイプ別の髪色の例を紹介します。

髪の色とは、今の顔まわりに見えている髪の色のこと
服やメイクとの相性を考えるときの「髪の色」は、生まれつきの色に限りません。染めた色、色が抜けた毛先、白髪も含めて、今、顔のまわりに見えている色を指します。押さえておきたい点は次の4つです。
- 何を指すか:地毛、染めた部分、白髪、ハイライトを合わせた、今の髪の色みと明るさです。
- 何と違うか:地毛の色、今の色、これから染めたい色は、別々のものとして考えます。
- 診断での扱い:髪の色だけでタイプは決まりません。髪を染めていても、パーソナルカラー診断は受けられるのが一般的です。
- 何に使うか:トップスとの明るさの差を整えるときと、次のヘアカラーを選ぶときの目安になります。
地毛・今の色・染めたい色を分けて考える
「髪の色」とひと言で言っても、何の話をしているかで指す色が違います。混ざりやすいので、表のように分けておきましょう。
| 呼び方 | どこの色か | 使いどころ |
|---|---|---|
| 地毛 | 染めていない根元や内側の色 | 診断で聞かれたときに伝える |
| 今の色 | ふだんの髪型で顔まわりに見える色 | 今日の服やメイクを選ぶ |
| 染めたい色 | 次に美容室で目指す色 | 美容師に相談するときに使う |
今の服を選ぶときに使うのは、「今の色」です。髪を染めている人は、色が抜けて明るくなった毛先も、今の色の一部として見てください。全体をならして「茶色」とまとめるより、顔の横に見えている部分の色を見るほうが、服選びには役立ちます。
パーソナルカラー診断での髪の色の扱い
プロの診断では、色の布を顔の下に当てて、顔色や影の出方の変化を比べます。髪の色は、肌や瞳の色と合わせて全体の印象をつかむ手がかりです。染めた髪の色が見え方に影響しないように、白い布やケープで髪を覆って見ることもあります。
そのため、髪を染めていても診断は受けられます。地毛の色を聞かれたら、染めていない根元の色を伝えれば十分です。写真を送って受ける診断では、髪をまとめるか、前髪を上げるかなどの指定があることがあります。申し込み先の案内に従ってください。
「黒髪だからブルベ冬」「地毛が茶色いからイエベ」のように、髪の色からタイプを言い当てることはできません。同じ黒髪でも、得意な色が黄み寄りの人も青み寄りの人もいるためです。
4タイプ別:選びやすい髪色の目安
髪の色でタイプは決まりませんが、タイプが分かっていれば、髪色を選ぶときの目安になります。4タイプ別に、なじみやすいとされる色を挙げます。
| タイプ | 選びやすい髪色 | 色の方向 |
|---|---|---|
| イエベ春 | ライトブラウン、ハニーブラウン | 黄み寄りで、明るめから中くらい |
| ブルベ夏 | アッシュブラウン、ココアブラウン | 黄みと赤みを抑えた色 |
| イエベ秋 | ダークブラウン、マロンブラウン | 黄み寄りで、深めの色 |
| ブルベ冬 | 黒髪、ダークブラウン、暗めのアッシュ | 暗めで、黄みを抑えた色 |
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。黒髪のままでいたいイエベ春の人は、つやを出すと重く見えにくくなります。ブルベ夏の人は、明るくしすぎると黄みが出やすいので、明るさは控えめから試すと安心です。
明るさの感じ方は、美容室やヘアカラー剤によって基準が違います。相談するときは、なりたい明るさの写真を見せると伝わりやすくなります。明るさや色落ちまで含めた選び方は、似合うヘアカラーの選び方で紹介しています。
髪の色が、光・つや・髪型で変わって見える理由
髪の色は、いつも同じに見えるわけではありません。変わって見える主な理由は3つあります。
- 光:窓を背にすると毛束が透けて、実際より明るく見えます。強い照明の下では、光った筋だけが明るく見えます。
- つや:濡れた髪や、つやの強いまっすぐな髪は、暗く深い色に見えやすくなります。乾いた毛先は明るく見えます。
- 髪型:髪を下ろすと顔の両側に髪の色が広がり、まとめると肌や耳、首が多く見えます。
窓辺で毛先だけ金色に光り、根元は濃い茶色、ということもあります。その場合は「明るい髪」とひとまとめにせず、顔の横の色と毛先の色を分けて考えましょう。襟の色は顔の横の髪と、ボトムスの色は毛先まで含めた全身のバランスと合わせて見ると、選びやすくなります。
明るいトップスが、髪を下ろした日にはなじむのに、まとめた日には顔の輪郭がぼやけて見えることがあります。これは似合う色が変わったのではなく、顔のまわりにあった髪の色の面積が減ったためと考えられます。まとめ髪でぼやけるときは、眼鏡か襟のある服を1つ足してみてください。
今の髪色別:トップスの合わせ方の例
髪とトップスは、明るさが近いとやわらかくつながり、差が大きいと輪郭がはっきり見えます。代表的な髪色ごとに、合わせ方の例を挙げます。
- 黒髪:白やライトグレーのトップスは、差がはっきりして、きりっとした印象になります。黒いトップスで重く感じるときは、襟元を開けるか、白いインナーを見せます。
- 暗めのブラウン:ネイビー、チャコールグレー、ベージュと合わせやすい髪色です。こげ茶のニットで髪と服がひと続きに見えるときは、白い襟を挟みます。
- 明るめのブラウン:アイボリーやベージュを合わせると、やわらかくまとまります。ぼんやり感じるときは、ネイビーなどの濃い色を小物で1つ足します。
- 白髪まじり・グレーヘア:ライトグレーやネイビーが、髪とつながりやすい色です。合わせ方は白髪・グレーヘアに似合う服にまとめています。
どの合わせ方がよいかは、仕事の日か休日かなど、見せたい印象でも変わります。暗い髪と黒い服が重く見えるときの工夫は、地毛の色とトップスの合わせ方で詳しく紹介しています。
染める前に、美容師と確かめたいこと
染めたい色は、画像だけで決めないほうが安心です。美容室で毛束の色見本を見せてもらえるなら、よく着るトップスの色を思い浮かべながら見てください。あわせて、次の3つを聞いておきましょう。
- 「今の髪の状態で、この明るさにできますか」
- 「色が抜けてきたら、どんな色になりますか」
- 「根元が伸びてきたとき、色の差は目立ちますか」
職場に髪色の決まりがある人は、その範囲も先に伝えておきましょう。診断結果を美容師に伝えるこつは、美容室で似合う髪色・髪型を伝える方法を参考にしてください。
髪色を大きく変えると、眉や眼鏡とのバランスも変わります。染めたその日に服をまとめて買うのは避け、まずは手持ちのよく着る服を着て、鏡で見てみましょう。新しい髪色に合わない服が1着あっても、襟やアクセサリーでつなげられることがあります。
髪の色についてのよくある誤解
髪の色については、言い切りの形で広まっている説明がいくつかあります。代表的な3つを確かめておきましょう。
- 「黒髪はブルベ、茶色い髪はイエベ」:髪の色だけでは決まりません。顔の近くに色を当てて、見え方を比べて確かめます。
- 「髪を染めるとパーソナルカラーが変わる」:変わるのは、髪と服の明るさの差です。同じ服の見え方が変わることはありますが、得意な色みが入れ替わったと考える必要はありません。
- 「地毛の色がいちばん似合う」:決まりはありません。地毛は目安の1つで、なりたい印象や手入れのしやすさで選んで構いません。
よくある質問
白髪染めをしている場合、地毛の色はどう伝えればよいですか?
白髪が出る前の色と、今の白髪の量を伝えれば十分です。「もとは黒に近いこげ茶で、今は生え際に白髪が多い」のように、色と場所をひと言で言い表してください。はっきり覚えていないときは、「分かりません」と伝えて構いません。
髪色を変えたら、パーソナルカラー診断を受け直したほうがよいですか?
髪色を変えただけなら、すぐに受け直す必要はありません。肌と色のなじみ方は、髪色を変えても大きくは変わらないと説明されることが多いためです。服の見え方が変わったと感じたら、まず襟元やインナーの明るさで調整してみてください。
髪色は、パーソナルカラーと顔タイプのどちらで選べばよいですか?
色みと明るさはパーソナルカラー、髪型や前髪の形は顔タイプを目安にすると決めやすくなります。色は顔色の見え方に、形は顔の印象に関わるためです。色と形は別々に選べるので、どちらかをあきらめる必要はありません。
まとめ
髪の色は、地毛だけでなく、今の顔まわりに見えている色のことです。髪の色だけでパーソナルカラーのタイプは決まりませんが、タイプが分かれば髪色選びの目安になります。まずは、ふだんの髪型で鏡を見て、顔の横の髪色とよく着るトップスの明るさの差を確かめてみましょう。自分のタイプの傾向を知りたい人は、無料診断も試してみてください。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方