ベストカラーとは?4タイプとの違いと、服・メイクでの使い方
ベストカラーとは、顔の近くで色を比べた中で、特に調和しやすいとされた具体的な色のことです。「ブルベ夏」のようなタイプ名とは別で、その中のローズピンクやラベンダーといった1色から数色を指します。日常での使い方も紹介します。

ベストカラーは、特に調和しやすいとされた具体的な色のこと
ベストカラーは、パーソナルカラー診断で使われる言葉です。いくつもの色を顔の近くで比べ、その中で特に調和しやすいとされた色を指します。先に、次の3点を押さえておきましょう。
- タイプ名ではなく、具体的な色:「ブルベ夏」はタイプ名、「ローズピンク」はベストカラーです。同じブルベ夏でも、ベストカラーは人によって違います。
- 1色とは限らない:1色だけを伝える診断もあれば、数色を選ぶ診断、順位を付ける診断もあります。
- 大切な日に、顔の近くで使いたい色:写真を撮る日や人と会う日に、トップスやストール、リップで使うと生かしやすい色です。
タイプ名・パレット・ベストカラーの違い
診断の結果には、似た言葉がいくつか出てきます。大きなまとまりから順に、タイプ名、パレット、ベストカラーと並べると分かりやすくなります。
| 言葉 | 指すもの | 例 |
|---|---|---|
| タイプ名 | 似合う色の傾向をまとめた分類 | ブルベ夏(サマー) |
| パレット | そのタイプに合う色の集まり | ローズ、ラベンダー、スカイブルーなど |
| ベストカラー | その中で特に調和しやすい色 | ローズピンク |
タイプ名は「どんな傾向の色が得意か」を、ベストカラーは「その中のどの色か」を教えてくれます。買い物で迷ったときに役立つのはタイプ名とパレット、ここぞという日に役立つのがベストカラーです。
診断では「苦手な色」を伝えられることもあります。これは着てはいけない色の一覧ではありません。顔の近くで大きく使うときに、工夫が要る色のことです。好きな色なら、スカートやバッグなど顔から離れた場所で取り入れてみましょう。
4タイプ別の得意な色と、ベストカラーの関係
ベストカラーを探すときの出発点になるのが、タイプごとの得意な色です。4タイプの得意な色を並べると、次のようになります。
| タイプ | 色の特徴 | 得意な色の例 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 明るく澄んだ、軽やかな色 | コーラルピンク、アプリコット、ターコイズ |
| ブルベ夏 | 明るく穏やかな、やわらかい色 | ローズピンク、ラベンダー、スカイブルー |
| イエベ秋 | 深みのある、落ち着いた色 | テラコッタ、マスタード、ティール |
| ブルベ冬 | はっきりした、コントラストのある色 | フューシャ、ロイヤルブルー、エメラルドグリーン |
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。「イエベ春のベストカラーはこの色」と、タイプごとに決まっているわけでもありません。同じイエベ春でも、コーラルピンクがいちばんなじむ人もいれば、ターコイズがいちばんなじむ人もいます。4つのタイプの全体像は、4タイプの違いにまとめています。
プロの診断では、ドレープと呼ばれる色布を顔の下に1枚ずつ当て、顔色や輪郭の見え方を比べて選びます。比べ方の流れは、ドレープを使った色の比べ方で紹介しています。まず自分のタイプの傾向を知りたい人は、無料診断を試してみてください。
ベストカラーは、色名より4つの特徴で覚える
ベストカラーを色名だけで覚えると、買い物で困ることがあります。同じ「ロイヤルブルー」という名前でも、お店によって実際の色がかなり違うためです。色名と一緒に、色の特徴を4つの言葉でメモしておきましょう。たとえばベストカラーがローズピンクなら、次のようになります。
- 色み:青み寄りのピンク
- 明るさ:明るめから中くらい
- 鮮やかさ:控えめ
- 清濁:少しグレーを含んだ、穏やかな色
「青み寄りで、明るめで、鮮やかさは控えめ」と覚えておけば、同じローズピンクが見つからないお店でも困りません。特徴の近いモーヴやラベンダーを選べるからです。色みの見方は色相の解説、清濁の見方は清色・濁色の解説を参考にしてください。
色見本をもらったら、窓の近くの自然な光と、お店の照明の両方で見ておくと安心です。買い物では見本を商品に当て、まったく同じ色でなくても、どの特徴が近いかを確かめます。「少し明るいけれど、鮮やかさは同じ」と分かれば、十分に使える色です。
服では、大切な日と普段で使い方を変える
ベストカラーを、毎日トップスで着る必要はありません。場面に合わせて、見せる量を変えてみましょう。
- 写真を撮る日や大切な予定の日:トップス、ワンピース、ストールなど、顔の近くで大きく使います。
- 仕事の日:ジャケットの内側のインナーや、スカーフ、ブラウスの襟元で少しだけ見せます。
- 普段の日:バッグや靴、アクセサリーで使い、服は手持ちの基本色でまとめます。
たとえば鮮やかな青がベストカラーなら、青いブラウス、ジャケットからのぞく青いインナー、青いバッグの3つを、同じボトムスに合わせて比べてみてください。職場の雰囲気や洗濯のしやすさも考えると、実際に出番が多いのはどれかが分かります。いちばん似合う色と、いちばんよく着る色が違ってもかまいません。
式典や職場のように服装の決まりがある場面では、その決まりを先に守り、ベストカラーはインナーや小物で取り入れると安心です。
ベストカラーが強すぎる、物足りないと感じるときの調整
色見本は小さな布や紙なので、服になると印象が変わることがあります。同じ色でも、つやのあるサテンと起毛したニットでは、明るさも鮮やかさも違って見えます。しっくりこないときは、色をあきらめる前に、次の方法を試してみてください。
- 強すぎるとき:カーディガンやジャケットの内側に着て、見える面積を小さくします。つやの少ない素材に替える方法もあります。
- 物足りないとき:ストールや襟元など、顔に近い場所に移します。つやのある素材や、同じ色みの濃淡を重ねると華やかになります。
メイクに使うときは、少し注意が必要です。服の色として選ばれたベストカラーを、そのままリップの色に置き換えると、強すぎることがあります。唇にはもとの色があり、塗る量でも仕上がりが変わるためです。近い色のリップを試すときは、チークとアイメイクはいつものままにして、1度塗りと重ね塗りを比べてみてください。鮮やかさが目立つなら、唇の中央にだけのせて輪郭をぼかします。
プロ診断でベストカラーを知りたいときに確かめる4つの点
ベストカラーは、自分だけで1色に絞るのが難しい色です。はっきり知りたいときは、オンラインのプロ診断(写真を送って、診断士に色を見てもらうサービス)で相談する方法があります。ベストカラーまで伝えてもらえるかはサービスによって違うので、申し込み前に次の点を確かめましょう。
- 選んでもらえるベストカラーの数と、順位の有無
- 色見本の受け取り方(紙、布、画像データなど)
- 服だけでなく、メイクや髪色の提案があるか
- あとから質問できるか、その期間と方法
申し込むときは、使いたい場面を1つ伝えると、答えが具体的になります。「仕事のジャケットに合わせたい」「写真を撮る日のトップスを決めたい」のような伝え方です。うまく着こなせている色の服と、難しいと感じる色の服を1枚ずつ写真で見せると、ベストカラーとの共通点も教えてもらえます。診断の種類は、プロ診断のページで見比べてみてください。
よくある質問
ベストカラーとパーソナルカラーの違いは何ですか?
パーソナルカラーは似合う色の傾向全体、ベストカラーはその中の具体的な色です。たとえば「ブルベ夏」はパーソナルカラーのタイプで、青み寄りのやわらかい色が得意という傾向を表します。その中で特に調和しやすい「ローズピンク」などの色が、ベストカラーです。
ベストカラーは自分で見つけられますか?
目安なら見つけられます。得意なタイプの色の服を3〜4枚用意し、鏡の前で1枚ずつ顔の下に当ててみてください。顔色が明るく見え、服より顔に目が行く色が、ベストカラーに近い色です。ただ、自分では見慣れた色を選びがちなので、家族や友人にも見てもらうと確かめやすくなります。
ベストカラーは、髪色を変えると合わなくなりますか?
髪色や肌の色が変わると、同じ色でも見え方が変わることがあります。髪を明るく染めた、白髪が増えた、日焼けをした、というときは、ベストカラーの服をもう一度顔に当ててみてください。以前よりしっくりこないなら、明るさか鮮やかさを1段変えた近い色を試してみましょう。
まとめ
ベストカラーは、タイプ名やパレットより細かい、特に調和しやすい具体的な色です。色名だけでなく、色み・明るさ・鮮やかさ・清濁の4つの特徴で覚えておくと、買い物で近い色を探せます。大切な日は顔の近くで大きく、普段は小物やインナーで、と使い分けてみてください。まずは手持ちの服から、いちばん顔色がよく見える1枚を探してみましょう。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方