ドレープ比較とは?パーソナルカラー診断で色布を当てる理由と流れ
ドレープ比較とは、色布(ドレープ)を顔の下に当て、色を替えたときの顔色や影の変化を見比べる方法です。パーソナルカラーのプロ診断で、似合う色の傾向を確かめるために使われます。当てる理由と流れ、見ている場所を紹介します。

ドレープ比較とは、色布を顔の下に当てて見比べる方法
ドレープは、パーソナルカラー診断で顔の下に当てる色布のことです。この布を当て替えて、顔の見え方の変化を比べる方法を、ドレープ比較(ドレーピング)と呼びます。要点は次のとおりです。
- 何を指すか:色布を1枚ずつ顔の下に当て、色を替えたときの顔色・影・輪郭の変化を見比べることです。
- 何と違うか:肌の色そのものを見て判断する方法や、1枚の写真から判定する方法とは別のものです。
- 何に使うか:4タイプのどれに近いかと、特になじむ色(ベストカラー)を確かめるために使います。
色布を当てて比べる理由
パーソナルカラーは、肌・瞳・髪の色となじみ、顔色がよく見えやすい色の傾向です。肌の色を眺めるだけでは、どの色がなじむかまでは分かりません。「色白ならブルベ(ブルーベース)、黄みのある肌ならイエベ(イエローベース)」とは決まっていないためです。
そこで、実際に色を顔の近くに置いて、変化を見ます。顔の下に置いた色は、光を反射して肌に映り込みます。色が替わると、頬の血色、目の下の影、あごの輪郭の見え方が少しずつ変わります。この違いを、布を当て替えながら比べていくのがドレープ比較です。
1枚を長く見るより、2枚を行き来したほうが、違いに気づきやすくなります。ドレープの大きさと素材がそろえてあるのも、比べやすくするためです。色以外の条件が同じなら、見え方の違いは色によるものだと考えられます。
なお、使う布の枚数、当てる順番、見る項目は、診断の方式や診断士によって違います。ここから紹介するのは、一般的な流れの一例です。
プロ診断でのドレープ比較の流れ
対面のプロ診断では、おおよそ次の流れで進みます。
- 自然光か、それに近い色の照明の下に座ります。
- 服の色が影響しないように、白いケープで首から下を覆います。
- 髪を耳にかけるか、まとめて、顔まわりを出します。
- 診断士が色布を顔の下に当て、次々に替えていきます。
- なじんだ色を絞り込み、近いタイプと、特になじむ色を確かめます。
布は、同じ系統の色でも、タイプごとに少しずつ違う色が用意されています。たとえばピンクと緑なら、次のような色を当て比べます。
| タイプ | ピンクの例 | 緑の例 |
|---|---|---|
| イエベ春 | コーラルピンク | 若草色 |
| ブルベ夏 | ローズピンク | ミントグリーン |
| イエベ秋 | サーモンピンク | オリーブ |
| ブルベ冬 | フューシャ | エメラルドグリーン |
同じピンクでも、コーラルピンクとローズピンクでは、顔の見え方が変わります。同じ系統の色どうしを比べていくと、黄み寄りと青み寄りのどちらがなじむか、明るい色と濃い色のどちらがなじむかが、少しずつ見えてきます。それぞれのタイプの特徴は、4タイプの違いで説明しています。
診断士が見ている3つの場所
布を替えるたびに、診断士は主に次の場所を見ています。
- 頬と唇の血色:赤みが自然に見えるか、色むらが目立ったり顔色が沈んだりしないかを見ます。
- 目の下や口元の影:影が目立ちにくいか、灰色っぽく濃く見えるかを比べます。
- あごの輪郭:すっきり見えるか、ぼやけるか、線が強く出すぎるかを見ます。
輪郭がはっきり見える色は、きりっとした印象にも、強い印象にもなります。どちらがよいかは、なりたい印象や着る場面によって変わります。布ごとに勝ち負けを付けるのではなく、「この色は仕事向き、この色は休日向き」と使い分ける考え方もあります。
受ける側は、「どちらが好きか」より「どこが変わったか」に注目してみてください。診断士の説明が、ぐっと分かりやすくなります。
写真・肌色の観察・試着との違い
似合う色を確かめる方法は、ほかにもあります。それぞれ、見ているものが違います。
| 方法 | 見ているもの | 左右する条件 |
|---|---|---|
| ドレープ比較 | 色を替えたときの顔の変化 | 光、布の大きさ、当てる順番 |
| 写真の比較 | 撮った写真どうしの違い | カメラの自動補正、画面の色 |
| 肌色の観察 | そのときの肌の色 | 照明、日焼け、メイク |
| 試着 | 色・形・素材を合わせた全体 | サイズ、柄、つや |
肌が黄み寄りか青み寄りかを見た目から当てる方法と、色を当て替えて比べるドレープ比較は、同じではありません。試着は、色のほかに形や素材も一緒に変わるので、色だけの違いを知りたいときには向きません。反対に、着たときの全体の印象は、試着でしか分かりません。目的に合わせて使い分けましょう。
オンラインのプロ診断(写真を送って、診断士に色を見てもらうサービス)では、ドレープを直接当てる代わりに、送った写真をもとに色を見てもらいます。サロンに出向かず、すっぴんで外出することもなく受けられるのが利点です。どのように診断するのかはサービスによって違うので、申し込み前に確かめておくと安心です。確かめたい点は、オンラインのプロ診断の選び方で紹介しています。
ドレープ比較のよくある誤解
ドレープ比較には、誤解されやすい点がいくつかあります。
- 1枚当てれば、すぐにタイプが分かる:1枚だけでは判断できません。何枚も比べて、共通する傾向を探していきます。
- 診断でなじんだ色しか似合わない:なじんだ色は、色選びの方向を示す手がかりです。近い色にも広げて使います。
- 布でなじんだ色は、服でも同じように見える:服では、素材のつや、襟の形、色の面積が変わります。買う前に試着して確かめましょう。
- 好きな色は、なじむ色のはず:好みと顔映りは別のものです。好きな色がなじみにくかったときは、ボトムスや小物で使えば楽しめます。
診断で分かったことを、服とメイクに使う
ドレープ比較で分かるのは、「この方向の色がなじみやすい」という傾向です。商品をそのまま決めてくれる答えではないので、次のように置き換えて使います。
- トップスやストール:なじんだ布に近い色を選びます。たとえばブルベ夏でローズピンクがなじんだ人は、ローズ系やラベンダーのニットから試してみてください。
- 強く出た色:顔の下では強かった色も、ボトムスやバッグ、柄の一部なら取り入れやすくなります。
- リップやチーク:もとの唇や肌の色が重なるので、布と同じ色には見えないことがあります。1度塗りから試して、濃さを調整しましょう。
診断を受けるときは、なじんだ色の名前だけでなく、理由も聞いておくのがおすすめです。「明るい色のほうがなじむ」「青み寄りのほうが影が出にくい」と分かっていれば、あとで自分でも色を選びやすくなります。
自宅でドレープ比較を試すとき
専用のドレープがなくても、無地の服やタオルで、似た比べ方は試せます。ただし、布の素材や大きさがそろわないので、プロの診断と同じ結果になるわけではありません。「明るい色のほうがなじむ」のように、傾向を1つ確かめるところまでと考えてください。
布の選び方はドレープを服やタオルで代用する方法に、当てる順番や見る場所は自宅で色を比べる基本の手順にまとめています。
よくある質問
ドレープとケープの違いは何ですか?
ドレープは顔の下に当てて比べる色布、ケープは服の色を隠すために肩から掛ける白い布です。先にケープで服の色の影響をなくし、その上にドレープを1枚ずつ当てていきます。どちらも診断で使う布ですが、役割が違います。
16タイプの診断でもドレープを使いますか?
対面の診断なら、16タイプでもドレープを使うのが一般的です。4タイプの診断と同じように色布を当て、明るさや鮮やかさの違いをさらに細かく比べていきます。分け方やタイプの名前は診断の方式によって違うので、受ける前に内容を確かめておきましょう。
ドレープを当ててもらっても、違いが分からないときはどうすればよいですか?
今どこを見ればよいかを、診断士に聞いてみてください。頬の色、目の下の影、あごの輪郭のうち1か所だけを見ると、違いに気づきやすくなります。差の小さい布どうしもあるので、分からない組があっても心配はいりません。
まとめ
ドレープ比較は、色布を顔の下で当て替えて、顔色・影・輪郭の変化を見比べる方法です。肌の色を眺めるのではなく、色を替えたときの違いを見るところに意味があります。診断を受けるときは、なじんだ色の名前と一緒に、その理由も聞いておきましょう。まず自分の大まかな傾向を知りたい人は、無料診断のセルフチェックから始めてみてください。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方