彩度とは?色の鮮やかさの意味と、服・メイクでの使い方
彩度とは、色の鮮やかさを表す言葉です。真っ赤やロイヤルブルーのように色みがはっきりした色は彩度が高く、グレーに近い色ほど低くなります。鮮やかな色が派手に見えるとき、控えめな色が地味に見えるときの調整も紹介します。

彩度とは、色みがはっきりしているか控えめかという鮮やかさ
彩度(さいど)は、色の鮮やかさを表す言葉です。服やメイクが「派手に見える」「地味に見える」という印象に、大きく関わります。要点を3つにまとめました。
- 色の鮮やかさを指す言葉:色みがはっきりした色ほど彩度が高く、グレーに近づくほど低くなります。真っ赤は彩度が高い赤、あずき色は彩度が控えめな赤です。
- 明るさとは別のもの:暗い色が控えめとは限りません。ロイヤルブルーは暗めでも鮮やかで、ライトグレーは明るくても色みがありません。
- 色の強さを選ぶ手がかり:顔の近くの色が鮮やかすぎると、服だけが目立って見えることがあります。得意な鮮やかさが分かると、同じ赤や青の中から選びやすくなります。
彩度が高い色と控えめな色の例
同じ色みでも、彩度が変わると印象は大きく変わります。よく使う色を、彩度が高いものと控えめなものに分けると、次のようになります。
| 色 | 彩度が高い色 | 彩度が控えめな色 |
|---|---|---|
| 赤 | 真っ赤、オレンジレッド | あずき色、ローズブラウン |
| ピンク | フューシャ、マゼンタ | ベビーピンク、ピンクベージュ |
| 青 | ロイヤルブルー、ターコイズ | サックスブルー、ブルーグレー |
| 緑 | エメラルドグリーン、アップルグリーン | オリーブ、モスグリーン |
| 黄 | レモンイエロー | クリームイエロー、マスタード |
彩度が控えめな色の中にも、違いがあります。ベビーピンクのように白を混ぜた澄んだ色と、ブルーグレーのようにグレーを混ぜた穏やかな色です。この違いを清濁と呼び、清色・濁色の解説でくわしく紹介しています。
明るさと鮮やかさも、別々に見ると色を選びやすくなります。「淡い色が似合わない」と感じていた人が、実は鮮やかさの足りない色が合わないだけだった、ということもあるためです。明るさについては明度の解説を読んでみてください。
4タイプ別の得意な鮮やかさ
パーソナルカラー診断では、顔の近くに置いたときに、どのくらいの鮮やかさがなじむかを見ます。彩度は、4タイプを分ける手がかりの1つです。
| タイプ | 得意な鮮やかさ | 色の例 |
|---|---|---|
| イエベ春 | やや鮮やかから鮮やか | コーラルピンク、オレンジレッド、ターコイズ |
| ブルベ夏 | 控えめ | ローズピンク、ラベンダー、ブルーグレー |
| イエベ秋 | 控えめから中くらい | テラコッタ、オリーブ、マスタード |
| ブルベ冬 | 鮮やか | フューシャ、ロイヤルブルー、エメラルドグリーン |
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。ブルベ夏とブルベ冬は、どちらも青み寄りの色が得意ですが、鮮やかさで分かれます。夏はやわらかく控えめな色、冬ははっきりした鮮やかな色がなじみやすいとされています。イエベ秋は、深みがあって鮮やかすぎない色が目安です。
タイプごとの色の特徴は、4タイプの違いの記事で確かめてみてください。タイプがまだ分からない人は、無料診断から始めるのがおすすめです。
同じ色相と明るさで段階を見る
得意な鮮やかさは、色みと明るさが近い色を、鮮やかさの違う3つの段階で比べると分かります。下の図は、コーラル系の色を、控えめな色から鮮やかな色の順に並べた例です。図の「穏やか」は、この記事でいう控えめな色に当たります。

色みが控えめな色。

少し鮮やかな色。

色みがはっきりした色。
画面で見る色は、端末によって少し違って見えます。実物を同じ光の下で見比べるときの目安にしてください。
クローゼットに、同じ色みで鮮やかさの違う服が3枚あれば、すぐに試せます。青系なら、ロイヤルブルー・サックスブルー・ブルーグレーのような組み合わせです。顔の下に1枚ずつ当てて、鏡で次のように見比べてください。
- 鮮やかな色:顔色がいきいきして見えるか、服だけが目立って見えるかを確かめます。
- 中間の色:鮮やかな色と控えめな色の間です。仕事の日にも使いやすい強さかどうかを見ます。
- 控えめな色:顔となじんで落ち着いて見えるか、顔色までぼんやり見えるかを確かめます。
鮮やかな色とグレーの2枚だけを比べると、その間にある使いやすい強さを見落としてしまいます。「鮮やかな色は苦手」とひとまとめにせず、どの段階から服だけが目立つのかを探してみましょう。仕事の日は中間の色、休日は鮮やかな色、という使い分けも見えてきます。
鮮やかな色が派手に見えるときは、面積と素材で整える
好きな色が鮮やかすぎると感じても、手放す必要はありません。見える量と素材を変えると、同じ色でも強さが変わります。
- 羽織りを重ねる:カーディガンやジャケットの内側に着て、見える面積を小さくします。
- 顔から離す:スカート、バッグ、靴など、顔から遠い場所で使います。
- 柄の1色として使う:無地ではなく、柄の中に少しだけ入った服を選びます。
- つやを抑える:サテンのようにつやのある素材は、同じ色でもより鮮やかに見えます。綿やニットなど、つやのない素材と比べてみてください。
合わせる色でも印象は変わります。鮮やかな色に白や黒を合わせると、境目がはっきりして強く見えます。ベージュやグレー、同じ色みの控えめな色を合わせると、やわらいで見えます。場面ごとの着方は、ビビッドカラーが強く見えるときの着こなしでも紹介しています。
控えめな色が地味に見えるときは、1か所だけ鮮やかにする
ブルーグレーやベージュでまとめた日に、全身がぼんやり見えることがあります。そのときは、鮮やかな色を1か所だけ足してみましょう。バッグ、靴、ストール、リップのうち、どれか1つで十分です。
靴もバッグも口元も一度に鮮やかにすると、視線があちこちに散ってしまいます。目を向けてほしい場所を1つ決めると、全体がまとまります。色を足すのに抵抗があるなら、パールや細いネックレスでつやを足す方法もあります。
リップとチークは、塗る量で鮮やかさが変わる
メイクの色は、塗る量で鮮やかさが変わります。同じリップでも、1度塗りなら控えめに、重ねて塗ると鮮やかに仕上がります。色を買い替える前に、塗る量を変えて比べてみてください。
鮮やかなリップが浮いて見えるときは、唇の中央に薄くのせ、指で外側にぼかします。それでも強ければ、ティッシュで軽く押さえましょう。反対に、控えめな色のチークが物足りないときは、広く塗るよりも、頬の高い位置に小さく重ねると血色が出ます。
よくある質問
彩度が低い色と、くすみカラーは同じですか?
同じではありません。彩度が低い色には、パステルカラーのように白を混ぜた澄んだ淡い色も含まれます。くすみカラーは、その中でもグレーを混ぜたような穏やかな色を指す言葉です。ベビーピンクは彩度が控えめでも澄んだ色、ダスティピンクはくすみカラーです。
ビビッドカラーとはどんな色ですか?
ビビッドカラーは、彩度がとても高く、色みがはっきりした色のことです。真っ赤、ロイヤルブルー、レモンイエロー、フューシャなどが当たります。白や黒、グレーをほとんど含まない、原色に近い色と考えると分かりやすいでしょう。
写真で見た服の色が、実物より鮮やかに見えるのはなぜですか?
カメラや画面が、色を実物より鮮やかに映すことがあるためです。スマートフォンの写真は自動で色が補正され、画面の設定によっても見え方が変わります。通販で選ぶときは、色名だけで決めず、複数の写真と素材の表示を見比べてください。
まとめ
彩度は色の鮮やかさを表す言葉で、明るさを表す明度や、澄み方を表す清濁とは別のものです。得意な鮮やかさは、鮮やかな色・中間の色・控えめな色の3つを比べると見つけやすくなります。鮮やかすぎる色は面積と素材で、物足りない色は小物やリップで調整してみてください。まずは手持ちの同じ色みの服を3枚並べて、鏡の前で比べてみましょう。
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