似合うヘアカラーの選び4タイプ別の明るさ・色みと色落ち対策
似合うヘアカラーは、先に明るさを決めてから色みを選ぶと見つけやすくなります。イエベ春・秋は黄み寄りのブラウン、ブルベ夏・冬は黄みを抑えたブラウンが目安です。明るすぎた・暗すぎたときの直し方と、色落ちまで考えた選び方を紹介します。

似合うヘアカラーは、明るさを決めてから色みを選ぶ
ヘアカラーの印象は、「ベージュ」「アッシュ」といった色名より、明るさで大きく変わります。おしゃれ染め(白髪を染める目的ではないヘアカラー)を選ぶときは、次の4点を目安にしてください。
- 先に明るさを決める:暗め・中くらい・明るめの3段階で考えます。迷ったら、今の髪から1段だけ動かすと、変化が大きくなりすぎません。
- イエベ春・イエベ秋は黄み寄りのブラウン:春はミルクティーベージュやハニーブラウンなど明るめ、秋はマロンブラウンやオリーブベージュなど深めの色が目安です。
- ブルベ夏・ブルベ冬は黄みを抑えた色:夏はアッシュブラウンやココアブラウン、冬はダークブラウンや黒に近い色がなじみやすい傾向です。
- 色落ちした後の色まで選ぶ:染めた直後の色は、少しずつ変わっていきます。色が抜けたときに黄みや赤みがどう出るかを、美容師に聞いてから決めましょう。
ヘアカラーが似合わないと感じる4つの原因
「似合わない」と感じるのは、選んだ色名が間違っていたからとは限りません。原因は、次の4つに分けて考えると見つけやすくなります。
- 明るさ:顔に対して髪が明るすぎるか、暗すぎる状態です。髪だけが目立つ、顔まわりが重い、と感じます。
- 色み:黄み、赤み、グレーみのどれかが強すぎる状態です。顔色が黄色っぽく見える、赤っぽく見える、沈んで見える、と感じます。
- 眉との差:髪だけが明るくなり、眉の黒さが目立っている状態です。
- 色落ち:染めた直後は気に入っていたのに、時間がたって黄みや明るさが強くなった状態です。
どれに当てはまるかは、髪を下ろしたときと、後ろで結んだときを鏡で比べると見当がつきます。結ぶと気にならないなら、色そのものより、顔の横に見える髪の量が影響しています。結んでも髪だけが目立つなら、明るさか色みを見直す合図です。
美容室に毛束の色見本があれば、顔の横に当てさせてもらいましょう。画面で見た色より、自分の顔の横で見た色のほうが、仕上がりを想像しやすくなります。
4タイプ別のヘアカラーの目安と、タイプが分からないときの選び方
パーソナルカラーは、肌・瞳・髪の色となじみ、顔色がよく見えやすい色の傾向のことです。イエベ(イエローベース)は黄み寄り、ブルベ(ブルーベース)は青み寄りの色が得意とされ、明るさや鮮やかさの違いで4タイプに分かれます。髪は顔をいちばん近くで囲む色なので、この考え方がそのまま目安になります。
| タイプ | 明るさの目安 | 色みの目安 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 明るめから中くらい | 黄み寄り。ミルクティーベージュ、ハニーブラウン |
| ブルベ夏 | 中くらいから暗め | 黄みと赤みを抑える。アッシュブラウン、ココアブラウン |
| イエベ秋 | 中くらいから暗め | 黄みからオレンジ寄り。マロンブラウン、オリーブベージュ |
| ブルベ冬 | 暗め | 黄みを抑える。ダークブラウン、青みのある黒 |
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。黄み寄りが得意な人は、イエベ春に似合う髪色とイエベ秋に似合う髪色で、色名ごとの違いを確かめてみてください。
青み寄りが得意な人には、ブルベ夏に似合う髪色とブルベ冬に似合う髪色が参考になります。
自分のタイプが分からない人は、手持ちの服で見当をつけてみましょう。キャメルとライトグレーの服を順に顔の下に当てて、顔色が明るく見えるほうを確かめます。キャメルなら黄み寄りのブラウン、ライトグレーなら黄みを抑えたブラウンから試すのが目安です。まだ傾向を調べたことがなければ、無料診断から始める方法もあります。
ヘアカラーの色みは、4つの系統に分けて考える
ヘアカラーの色名は数が多く見えますが、ブラウンに何色を足したかで、大きく4つの系統に分けられます。美容室のメニューやカラー剤の箱を見るときは、どの系統かを先に確かめてください。
- ベージュ系:ミルクティーベージュ、ハニーブラウンなど、黄みのあるやわらかい色です。明るく軽い印象になります。黄みが強すぎると、顔色まで黄色っぽく見えることがあります。
- アッシュ系:アッシュブラウン、グレージュ、ラベンダーアッシュなど、グレーや青みを足して黄みと赤みを抑えた色です。落ち着いた涼しげな印象になります。顔色が沈んで見えるときは、暗さかグレーみが強すぎます。
- 暖色系:ピンクブラウン、カッパーブラウン、マロンブラウンなど、赤みやオレンジみを足した色です。つやと温かみのある印象になります。赤みが強いと、頬の赤みが目立つことがあります。
- オリーブ系:オリーブベージュ、マットブラウンなど、緑みを足して赤みを抑えた色です。深く落ち着いた印象になります。暗くしすぎると、髪が重く見えやすい色です。
得意な系統が分かっていても、ほかの系統を選べないわけではありません。黄み寄りが得意な人がアッシュ系を選ぶなら、ベージュを混ぜたアッシュベージュにすると、顔色が沈みにくくなります。青み寄りが得意な人がベージュ系を選ぶなら、黄みの少ないグレージュやピンクベージュが候補です。
明るすぎた・暗すぎたときは、気になる場所を伝える
希望より明るくなって困ったとき、「次は暗くしてください」とだけ伝えると、今度は重く感じることがあります。正反対の色に振る前に、どこの明るさが気になったのかを分けてみましょう。
- 毛先だけが明るい:毛先の色を整えてもらいます。根元や顔まわりは変えなくて済むことがあります。
- 顔まわりが明るい:顔を囲む部分だけ、少し暗くしてもらう方法があります。
- 根元から全体が明るい:全体を1段暗くします。暗くする幅は、写真で示すと伝わります。
- 髪と眉の色が離れている:髪はそのままにして、眉を少し明るい色で描くとなじむことがあります。
反対に、暗く染めて顔まわりは引き締まったのに、髪が重く見えることもあります。その場合は、暗さ、色が均一すぎること、つやが少ないことのどれが原因かを考えてみてください。暗さは気に入っているなら、前髪を薄くする、顔まわりに細い筋で明るい色を入れる、といった方法を美容師に相談できます。
次に美容室に行くまでの間は、着る服でも印象を整えられます。髪とトップスは、明るさが近いとやわらかくつながり、差が大きいと髪の色がはっきり見えます。明るすぎる髪が気になる時期は、アイボリーやベージュのトップスを合わせると、髪だけが目立ちにくくなります。
色落ちした後の色まで考えて選ぶ
ヘアカラーは、染めた日から少しずつ色が変わります。明るく染めた髪ほど、色が抜けると黄みやオレンジみが出やすいと言われています。染めた直後の色だけで選ぶと、しばらくして「こんな色のはずではなかった」と感じやすくなります。
色を決めるときは、色落ちで避けたいことを先に決めておきましょう。
- 黄みが出るのが苦手な人:明るくしすぎないことが一番の対策です。アッシュ系を少し濃いめに入れてもらう方法や、黄みを抑えるカラーシャンプーを使う方法もあります。自分の髪に合うかどうかを、美容師に聞いてみてください。
- 赤みが出るのが苦手な人:アッシュ系やオリーブ系が候補です。色が抜けたときにどのくらい赤みが戻るかを、染める前に確かめておきましょう。
- 色落ちもやわらかく楽しみたい人:ベージュ系は、色が抜けても黄み寄りのまま明るくなるので、変化が穏やかです。
以前の写真が残っていれば、「この頃の色が好き」「この頃の黄みが苦手」という2枚を選んでおくと、相談が早く進みます。どのくらい色がもつかは、髪の状態やこれまでのカラーによって変わります。日数の目安は、髪を見てもらったうえで美容師に尋ねてください。
美容室では、6つの項目をメモにして伝える
美容室では、仕上がりの希望だけでなく、生活の条件も一緒に伝えると、無理のない色を提案してもらえます。次の6つを、スマートフォンのメモにまとめておきましょう。
- これまでのカラーやパーマ(分かる範囲で)
- なりたい明るさ(写真を2枚ほど)
- 残したい色みと、避けたい色み
- 色落ちで避けたいこと
- 職場や学校の決まりと、面接・式・撮影など近い予定
- 次に美容室に来られる時期
参考写真は、撮り方や加工で色が違って見えます。「この写真の明るさが好きです」「こちらの写真の赤みは避けたいです」と、写真のどこを参考にしたいのかを言葉で添えてください。髪色を変えて見せるアプリの画像も、希望を伝える材料として使えます。ただし、実際にその色にできるかどうかは、今の髪の状態で変わります。
大切な予定の直前に、初めての色に大きく変えるのは避けたほうが安心です。予定の日を伝えて、いつ染めるのがよいかも相談してみてください。髪や頭皮に不安があるときや、過去の施術で困ったことがあるときは、最初に伝えておきましょう。
よくある質問
黒髪のままでも、顔まわりを明るく見せられますか?
見せられます。黒髪は、表面につやを出すと重く見えにくくなります。前髪を薄くする、サイドの髪を耳にかけるなど、顔の横に見える髪の量を減らす方法も手軽です。顔の近くに白やアイボリーのトップスを合わせると、顔色が明るく見えやすくなります。
インナーカラーやハイライトも、パーソナルカラーに合わせたほうがよいですか?
顔のすぐ横に入れるなら、得意な色みに合わせたほうがなじみやすくなります。耳の後ろや毛先など、顔から離れた場所に入れるなら、得意でない色も取り入れやすくなります。好きな色を楽しみたいときは、入れる場所を美容師に相談してみてください。
白髪が出てきても、おしゃれ染めのままでよいですか?
白髪が少ないうちは、おしゃれ染めのままでも気にならないことがあります。ただ、おしゃれ染めは白髪を染める力が弱いとされ、白髪が増えると染まり方の差が目立ってきます。分け目や顔まわりの白髪が気になり始めたら、美容師に切り替えの時期を相談してみましょう。
白髪染めにしてから色が暗く重く感じる人には、白髪染めの色が似合わないときの整え方が参考になります。
まとめ
似合うヘアカラーは、色名から探すより、明るさを先に決めてから色みの系統を選ぶと見つけやすくなります。イエベ春・秋は黄み寄り、ブルベ夏・冬は黄みを抑えた色を出発点にして、色落ちした後の見え方まで美容師に確かめておきましょう。まずは、好きな明るさの写真を2枚選ぶところから始めてみてください。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方