代用ドレープで違いが分からないと布のつや・透け・大きさを見直す
代用ドレープ(手持ちの服や布)で顔映りの違いが分からないときは、色を替える前に、2枚のつや・透け感・大きさがそろっているかを見直します。そろえても同じに見えるなら、2枚とも使える色と考えて大丈夫です。

代用ドレープで違いが分からないときは、先に布をそろえる
代用ドレープ(専用の色布の代わりに使う、手持ちの服や布)で差が見えないときは、色を増やす前に、今の2枚を見直します。確かめる順番は次のとおりです。
- つやをそろえる:片方だけ光る布は、色に関係なく顔を明るく見せます。
- 透け感をなくす:下の服の色が透けると、2枚の色の差が小さくなります。
- 大きさをそろえる:同じ幅に折り、同じ高さに当てます。
- 色の差を広げる:布がそろっていても同じなら、違いのはっきりした色の組に替えます。
- それでも同じなら、両方使う:日を変えても差がなければ、どちらも使える色です。
違いが見えない原因は、布の側にもある
差が分からないと、「自分には見る目がない」と思いがちです。けれども、手持ちの布は、色のほかに素材や大きさも1枚ごとに違います。その違いが、色による顔映りの差を打ち消したり、逆に大きく見せたりします。
よくある見え方と、布の側の原因をまとめました。
| 見え方 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| どちらも明るい | 2枚ともつやが強い | つやの少ない綿の布にする |
| 片方だけ明るい | 片方だけつやがある | 同じ素材どうしにする |
| どちらもぼんやり | 布が薄く、下の色が透ける | 二重に折るか、白い布を下に敷く |
| 差がほとんどない | 2枚の色が近すぎる | 違いのはっきりした色にする |
原因は1つとは限らないので、上から順に確かめてみてください。代用に向く布の選び方は、ドレープを服やタオルで代用する方法にまとめています。
色を比べる前に、布どうしを見比べる
顔に当てる前に、2枚を並べて窓の光に向けてみましょう。同じ角度で持ち、次の点を確かめます。
- 片方だけ白く光っていないか
- 毛羽や編み目の影が出ていないか
- 下に置いた手や台の色が透けていないか
少し傾けただけで明るさが大きく変わる布は、顔にも光を返しやすい布です。つやの違う2枚しかないときは、その組で結論を出すのはやめましょう。つやと大きさの近い布に替えて、比べ直してください。
そろえやすいのは、色違いのTシャツや、色違いのタオルです。同じ種類の物どうしなら、素材の違いを気にせずに済みます。
布をそろえたら、見る場所を順に変える
布がそろったら、白、1枚目、白、2枚目の順に当てます。1回の入れ替えで見る場所は、1か所だけにしてください。
- 1回目は、頬の色の広がりを見ます。
- 2回目は、目の下と小鼻の脇の影を見ます。
- 3回目は、あごから首のつながりを見ます。
1枚目では頬、2枚目ではあご、というように別の場所を見てしまうと、比べたことになりません。感想は「均一」「口元だけ強い」「変化なし」といった短い言葉で十分です。それぞれの場所の見方は、顔映りの違いが分からないときの見方でくわしく紹介しています。
合間に白い布を挟むのは、もとからある影を、2枚目の色のせいだと思い込まないためです。
差がないときの、色の組の替え方
3か所とも変化が小さいなら、同じ2枚を見続けるのはやめましょう。次のうち、どれか1つだけを替えます。
- 明るさの差を広げる:水色どうしで同じなら、水色とネイビーにします。
- 鮮やかさの違う組にする:鮮やかなピンクと、グレーを含んだくすみピンクを比べます。
- 着てみる:布を当てるだけでなく実際に着て、顔の下に見える色の面積を増やします。
片方だけ濃く、つやのある布に替えると、差は見えやすくなります。けれども、何が効いたのかが分からなくなります。新しい組でも、素材と大きさはなるべく近づけてください。
「どちらも使える」と考えてよい目安
次の3点がそろえば、その2枚はどちらも使える色と考えて大丈夫です。
- つや、透け感、大きさをそろえて比べた
- 頬、影、あごのどこにも、はっきりした差がなかった
- 日を変えて見ても、同じ結果だった
色の名前や好みに引っ張られていないかが気になるときは、家族に布を当ててもらいましょう。自分は布を見ずに、鏡の中の顔だけを見ます。それでも差がなければ、なおさら安心です。
写真を拡大して、小さな色むらを探す必要はありません。たとえばコーラルピンクとローズピンクのどちらも使えるなら、イエベ春とブルベ夏に共通する明るい色を中心に選ぶ、という考え方ができます。
どちらも使えると分かった2色は、実際のトップスで着回してみましょう。着心地や組み合わせやすさで片方を選んでも、色の比較に失敗したことにはなりません。
自宅で決めきれないとき
布を傾けるたびに答えが逆になるときや、素材の近い布がどうしても見つからないときは、手持ちの布だけでタイプを決めないほうが安心です。
結婚式など、衣装の色を早めに決めたい予定がある人は、プロに見てもらう方法があります。オンラインのプロ診断なら、サロンに出かけなくても、写真を送って診断士に色を見てもらえます。大きさと素材のそろった専用のドレープを当ててほしい人には、対面のプロ診断もあります。
相談するときは、何が分からなかったかを診断士に伝えましょう。「淡い2枚では差がなく、濃い2枚でだけ目元の影が変わった」と言えれば、色みより明るさをくわしく見てもらえます。どの段階でプロに頼るかは、セルフチェックからプロ診断に進む目安が参考になります。
よくある質問
つやのある服しか持っていないときは、どうすればよいですか?
裏返して、つやの弱い面を使ってみてください。サテンのように表だけ光る布は、裏側のつやが控えめな物があります。裏も光る場合は、その服で比べるのはやめて、タオルや綿のTシャツで近い色を探しましょう。
白い布がないときは、何で代用できますか?
白いタオルや白いTシャツ、白いコピー用紙で代用できます。生成りやクリーム色は黄みがあるので、できるだけ真っ白に近い物を選んでください。色を替える合間に当てて、もとの顔色を確かめるために使います。
違いが分からない人は、何色を着ても同じということですか?
そうではありません。比べた2色の違いが、あなたの顔映りに影響しにくかった、というだけです。明るさや鮮やかさが大きく違う色どうしでは、差が出ることがあります。1組で分からなくても、別の組で確かめてみてください。
まとめ
代用ドレープで違いが分からないときは、色を増やす前に、2枚のつや・透け感・大きさをそろえます。そろえても同じなら色の差を広げ、日を変えても同じなら、どちらも使える色と考えましょう。まずは今の2枚を窓の光に向けて、片方だけ光っていないかを確かめてみてください。
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