ニュートラル肌で服を選べないと手持ちの4着から色の目安を作る
ニュートラルと言われて服を選べなくなったら、よく着る服と避けている服を2着ずつ出し、色の特徴を言葉にしてみましょう。どちらにも寄らない色ばかり買い足すより、自分の目安がはっきりします。場面別の決め方も紹介します。

ニュートラル肌で服を選べないときは、手持ちの4着を見比べる
「黄み寄りも青み寄りも着られます」と言われると、かえって売り場で迷ってしまうことがあります。そんなときは、新しいタイプ名を探すより、手持ちの服から自分の目安を作るほうが近道です。進め方は次の4つです。
- 服を4着出す:よく着るトップスを2着、買ったのに避けているトップスを2着選びます。
- 色の特徴を2つの言葉で書く:「明るい・控えめ」「濃い・黄みが強い」のように、明るさ、鮮やかさ、色みから2つを選んで表します。
- 場面ごとに優先を1つ決める:仕事の日はすっきりした輪郭、休日は自然な血色というように決めます。
- 売り場では3つに分ける:目安に照らして、「買う・考える・見送る」に振り分けます。
ニュートラルと言われると、かえって選べなくなる理由
ニュートラルは、イエベ(イエローベース)にもブルベ(ブルーベース)にも大きく寄らない、という意味で使われる言葉です。言葉の意味と、色みの幅の確かめ方は、ニュートラル肌の意味と色の選び方で紹介しました。この記事は、その続きにあたる実践編です。
選べなくなるのは、「黄み寄りを選ぶ」「青み寄りは避ける」という、いちばん分かりやすい絞り方が使えないためです。残る手がかりは、色の明るさと鮮やかさ、そして着る場面です。
よくある遠回りは、ベージュやグレージュなど、黄みにも青みにも寄らない色ばかりを買い足すことです。この記事では、こうした色を「中間の色」と呼びます。中間の色は合わせやすい一方で、そればかりでは、着たい色がいつまでも増えません。
まず、悩みを具体的にしてみましょう。「どのタイプにも当てはまらない」を、「仕事用のトップスを3着に絞れない」のように言い換えます。目的が1つになると、見る色も少なくて済みます。
よく着る服と避けている服を2着ずつ見る
クローゼットから、よく着るトップスを2着、避けているトップスを2着出します。それぞれの色を、2つの言葉で表してみてください。使う言葉は、明るい・濃い、鮮やか・控えめ、黄み寄り・青み寄りの6つで足ります。たとえば、次のようになります。
| 服 | 色の特徴 | 顔映り |
|---|---|---|
| よく着るA | 明るい・控えめ(ライトグレー) | 目の下の影が気にならない |
| よく着るB | 明るい・青み寄り(スカイブルー) | 輪郭が自然に見える |
| 避けているA | 濃い・黄みが強い(マスタード) | 口元が重く見える |
| 避けているB | 鮮やか・青みが強い(フューシャ) | 服だけが目立つ |
この例から分かるのは、「明るい色は着やすい」「濃さと強い黄みが重なると重く見える」の2点です。「黄みが苦手」とひとくくりにしないのがこつです。ひとくくりにすると、ライトベージュやクリームイエローのような、明るい黄み寄りの色まで外してしまいます。
顔映りを思い出せない服は、鏡の前で1着ずつ顔の下に当てて確かめましょう。頬、目の下、あごの3か所を見れば十分です。
場面ごとに、優先することを決める
黄み寄りの色では血色がよく見え、青み寄りの色では輪郭がすっきり見える、というように、よさが分かれる人もいます。その場合は、どちらかに決めず、場面で使い分けましょう。決める順番は次のとおりです。
- 今回服を選ぶ場面を1つ決めます。
- その場面で、血色、目の下の影、輪郭のどれを大切にしたいかを選びます。
- よく着る服の特徴2つに合う色から、候補を探します。
場面ごとの決め方を、例で見てみましょう。
| 場面 | 優先すること | 色の例 |
|---|---|---|
| 仕事 | すっきりした輪郭 | ブルーグレー、ソフトネイビー |
| 休日 | 自然な血色 | ライトベージュ、コーラルピンク |
| 改まった日 | 顔全体の明るさ | オフホワイト、明るいグレージュ |
これは一例で、全員に当てはまる決まりではありません。反対に、青み寄りで血色がよく見える人もいます。会議の日はブルーグレー、休日はライトベージュと色が変わっても、矛盾ではありません。場面によって、大切にしたいことが違うだけです。
3着で、場面に合う組み合わせを作る
色の目安ができたら、実際の服で組み合わせを作ります。仕事、休日、少し改まった日から1つを選び、トップス、ボトムス、羽織りの3着を組んでみてください。3着とも中間の色にしないのがポイントです。
- トップス:よく着る服と同じ特徴の色にします。先ほどの例なら、ライトグレーやスカイブルーです。
- ボトムス:好きな強い色を使います。マスタードや深いグリーンも、顔から離れると着やすくなります。
- 羽織り:2着をつなぐ中間の色にします。グレージュやネイビーが合わせやすい色です。
顔の近くでは強すぎる色も、ボトムスなら楽しめます。組み合わせのこつは、ボトムスの色の選び方を参考にしてください。
一度うまくいった組み合わせは、翌週も同じ服で着てみましょう。2度とも着やすければ、偶然ではなく、自分の目安として使えます。
売り場では「買う・考える・見送る」の3つに分ける
新しい服を見るときは、手持ちの4着から作った目安に照らして、3つに振り分けます。
- 買う:よく着る服の特徴を2つとも満たし、3着の組み合わせに加えられる服です。
- 考える:特徴が1つだけ外れている服です。襟の開きや重ね着で調整できそうか、試着で確かめます。
- 見送る:避けている服と同じ特徴が重なり、着る場面も思い浮かばない服です。
試着室で顔映りがよくても、すぐには決めないでください。手持ちのボトムス2本と合わせられるかを思い浮かべます。合わせる服がないなら、色が合っていても見送って構いません。
買い物の前に、今ある服の色を一度並べておくと、足りない色が分かります。並べ方は、手持ちの服の色を整理する方法で紹介しています。
目安どおりに買ったのに着なかったとき
目安に合う服を買ったのに、出番がないこともあります。そのときは、色のせいと決める前に、ほかの理由を探してみましょう。丈や形が動きにくい、季節に合う期間が短い、洗濯に手間がかかる、といった理由です。色の目安は、そのままで大丈夫です。
反対に、4着を見比べても共通点が見つからない人もいます。その場合は、プロに見てもらうのも1つの方法です。オンラインのプロ診断(写真を送って、診断士に色を見てもらうサービス)なら、4着を着た写真を見せて相談できます。
相談するときは、「私はニュートラルですか」と聞くより、困っていることを伝えましょう。「仕事用のトップスを選ぶとき、明るさと鮮やかさのどちらを優先すればよいですか」のような聞き方です。相談先を考えるときは、セルフチェックからプロ診断に進む目安も読んでみてください。
よくある質問
ニュートラル肌の人は、ベージュやグレーだけを着ればよいですか?
ベージュやグレーだけに絞る必要はありません。黄みにも青みにも寄らない色は合わせやすいものの、明るさが合わないと、顔色が沈んで見えることがあります。色みに幅がある人ほど、ピンクやブルーなどの色も選びやすいはずです。よく着る服と同じ明るさの色から、少しずつ試してみてください。
ニュートラルと言われたら、4タイプの色見本は使えませんか?
使えます。明るい色が得意ならイエベ春とブルベ夏、濃い色が得意ならイエベ秋とブルベ冬というように、特徴が共通する2つのタイプの色見本を見てください。2つの色見本に共通する明るさや鮮やかさの色が、選びやすい色の目安になります。
イエベ向け・ブルベ向けと書かれた服やコスメは、どちらを選べばよいですか?
どちらを選んでも構いません。表示は色みの目安なので、ニュートラルと言われた人は、それより実物の明るさと鮮やかさを見てください。よく着る服と同じ特徴の色なら、「イエベ向け」「ブルベ向け」のどちらの表示でも試す価値があります。
まとめ
ニュートラルと言われて服を選べないときは、よく着る服と避けている服を2着ずつ見比べ、色の特徴を2つの言葉で表します。場面ごとに優先することを1つ決め、売り場では「買う・考える・見送る」に分けてみてください。タイプ名が決まらなくても、この目安があれば迷いは減ります。まずはクローゼットから4着を出して、色の特徴を書くところから始めてみましょう。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方