グレーの服が似合わないと感じた青みと黄み、明るさの見分け方
グレーの服は、青みのグレーか黄みのグレーか、ライトグレーかチャコールグレーかで、顔映りが大きく変わります。顔色が沈むなら、色みを替えるか、ローズやコーラルを顔の近くに1点足してみましょう。似合わないと感じたときの合わせ方を、4タイプ別の目安と一緒に紹介します。

グレーの服が似合わないときは、色みと明るさを替える
グレーには青み寄りと黄み寄りがあり、どちらを選ぶかで顔映りが変わります。顔色が沈んで見えるときの直し方は、次の4つです。
- 青みのグレーと黄みのグレーを比べる:いま着ているグレーと反対の色みを試します。黄みのグレーで肌が黄色っぽく見えるなら青みのグレー、青みのグレーで目の下が青っぽく見えるなら黄みのグレーが目安です。
- 明るさを1段変える:顔がぼやけるならチャコールグレー、重く見えるならライトグレーと比べてみてください。
- 顔の近くに血色を1点足す:ローズやコーラルのスカーフ、リップを1つ足すと、頬の色が戻って見えます。
- 杢グレーや薄手の素材にする:均一で厚いグレーが堅く見える人は、白い糸が混ざった杢グレーを選ぶと、印象がやわらぎます。
パーソナルカラーの4タイプ別に、選びやすいグレーと、一緒に使いたい色をまとめました。
| タイプ | 選びやすいグレー | 足したい色 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 黄みのある明るいグレー | コーラルピンク、ピーチ |
| ブルベ夏 | 青みのあるライトグレーから中くらいのグレー | ローズピンク、ラベンダー |
| イエベ秋 | 黄みや緑みのあるグレー、茶寄りのチャコール | テラコッタ、サーモンピンク |
| ブルベ冬 | 青みのあるチャコールグレー、シルバーグレー | ワインレッド、フューシャ |
グレーで顔色が沈む理由と、気になる場所の見分け方
グレーは、白と黒の中間にある、鮮やかさのない色です。顔の近くに広く着ると、頬や唇の血色まで控えめに見えることがあります。頬の血色が薄く見える、目の下が青っぽく見える、肌が黄色っぽく見える、といった悩みは、どれも顔映りの話です。
一方で、「全身が仕事着のように堅く見える」という悩みは、顔映りではなく、コーディネートの印象の話です。この2つは直し方が違うので、先に分けておきましょう。
見分けるには、鏡の前で、手持ちのグレーと白い布を数秒ずつ交互に顔の下に当ててみてください。頬、目元、口元、あごのどこが変わるかを見ます。顔は自然なのに全身だけが堅く見えるなら、グレーを買い直す前に、靴や素材を替える余地があります。
グレーを基本色の軸にしやすいとされるのは、ブルベ夏(サマー)です。ただし、これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。グレーとソフトネイビーを使った配色は、ブルベ夏に似合う服の色で紹介しています。
青みのグレーと黄みのグレーを比べる
色がないように見えるグレーにも、色みの違いがあります。青みのあるスチールグレーと、黄みを含むウォームグレー(グレージュ寄りの色)が、その代表です。お店では、白い商品タグを横に置くと、色みの違いを見つけやすくなります。
気になる見え方ごとに、次に当ててみたいグレーをまとめました。チャコールグレーは、黒に近い濃いグレーのことです。
| 気になること | 次に試すグレー | 一緒に見る場所 |
|---|---|---|
| 目の下が青い | 黄みのグレー | 口元の血色 |
| 肌が黄色い | 青みの、中くらいのグレー | 首とのつながり |
| ぼやける | 1段濃いチャコールグレー | 服が強すぎないか |
| 全身が重い | 杢グレー、薄手のグレー | 靴とインナー |
明るさも厚みも違う2着を比べると、何が原因なのか分かりません。まず青みと黄み、次に明るさというように、一度に比べる違いを1つに絞りましょう。そうすると、ほかの服を選ぶときにも同じ見方が使えます。自分が青みと黄みのどちらになじみやすいかは、イエベ・ブルベを自分で見分ける方法でも確かめられます。
杢・つや・厚みで、同じグレーでも印象が変わる
均一に染まったスーツ地は線をはっきり見せ、白と黒の糸が細かく混ざる杢グレーは印象をやわらげます。起毛した厚手の素材は影を作り、細い糸のニットや滑らかなブラウスは光を返します。同じ明るさのグレーでも別の色に見えるのは、このためです。
素材が原因のときは、色を替えなくても整います。
- 起毛のライトグレーで顔が乾いて見える:滑らかな白いインナーを、襟元から少し見せます。
- 光沢のあるグレーのブラウスが目立ちすぎる:マットなベストやカーディガンを重ねて、光る面積を小さくします。
- 厚手のチャコールグレーが重い:同じ色の薄手のニットか、杢グレーに替えます。
顔の近くに、血色か濃い色の線を足す
グレーのトップスは替えずに、顔との間に1色足す方法もあります。足す色は、気になることに合わせて選びましょう。
血色が薄く見える人は、ローズ、ボルドー、コーラルを、襟元かピアスの1か所に足します。赤いリップ、赤いバッグ、赤い靴を一度に足すと、差し色だけが浮きやすくなります。最初は1点で十分です。
顔がぼやける人は、白や濃紺の細い線を顔の近くに置きます。白いシャツの襟、濃紺のカーディガンの縁、眼鏡のフレームなどです。
襟の開け方や、インナーの見せ方の手順は、黒い服の襟元の整え方にまとめています。試すときは、普段いちばん多い髪型と眼鏡のままで鏡を見てください。髪をまとめたときや眼鏡を外したときは、顔まわりの濃い線が減り、同じ服でも見え方が変わるためです。
仕事・休日・式典で、グレーの使い方を変える
グレーは、場面によって合わせ方が変わる色です。すべての場面に同じグレーを使うことはありません。
- 仕事:チャコールグレーのジャケットに、淡いブルーのシャツを合わせます。
- 休日:杢グレーのパーカーに、生成りのパンツを合わせます。
- 式典:ライトグレーのセットアップに、ネイビーのバッグを合わせます。
ジャケットとして外側に着やすいグレーと、タートルネックとして顔のすぐ下に着やすいグレーは、同じとは限りません。手持ちのグレーは、「顔の近くで着る」「羽織りとして外側に着る」「ボトムスではく」の3つに分けて考えてみましょう。顔の近くでは難しかった1着も、前を開けた羽織りの内側や、パンツとしてなら出番があります。
基準にするのは、いちばん華やかに見える着方ではありません。会話をする距離で、顔と服の両方が自然に見える着方を選んでください。
よくある質問
グレーが似合うパーソナルカラーは、どのタイプですか?
グレーが得意な基本色とされるのは、ブルベ夏(サマー)です。青みのあるライトグレーから中くらいのグレーが、顔になじみやすい傾向があります。ブルベ冬は、濃いチャコールグレーか明るいシルバーグレーのように、濃さのはっきりしたグレーが目安です。イエベ春とイエベ秋は、黄みのあるグレーを選ぶと着やすくなります。
グレーの服が地味に見えるときは、何色を合わせるとよいですか?
白、ネイビー、ローズ系のどれか1色を足すのがおすすめです。白は明るさを、ネイビーは引き締まった印象を、ローズやボルドーは血色を足してくれます。3つを一度に足すとまとまりにくいので、足りないと感じるものを1つ選んでください。
グレーとグレージュは、どう違いますか?
グレージュは、グレーにベージュを混ぜたような、黄みのあるやわらかい色です。青みのグレーで顔色が冷たく見える人は、グレージュのほうがなじむことがあります。反対に、グレージュで肌が黄色っぽく見えるなら、青みのグレーが合っています。
ベージュ寄りの色の選び方は、ベージュの服の選び方でも紹介しています。
まとめ
グレーの服が似合わないと感じたら、青みと黄み、明るさ、杢やつや、顔との間に入れる色を、1つずつ見直しましょう。白い襟や、ローズ系の小物を1点足すだけで着やすくなる服もあります。まずは手持ちのグレーを1着選び、襟元に白を少し見せたときの顔映りを、鏡で確かめてみてください。
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