黒い服が似合わないと感じた襟元とインナーで顔映りを整える
黒い服が重く見えるときは、襟元を開けるか、白やアイボリーのインナーを細く見せると顔映りが整います。黒が得意とされるのはブルベ冬で、ほかのタイプはチャコールグレーやネイビーに替える方法もあります。「黒は似合わない」と決める前に試せる合わせ方を紹介します。

黒い服が似合わないと感じたら、襟元と素材から直す
黒い服で顔色が沈む、きつく見えると感じても、顔の近くに見える黒の量を減らせば、同じ1着でも印象が変わります。手軽な順に並べると、直し方は次の5つです。
- 襟を開ける:シャツのボタンを1つ外すか、Vネックを選びます。首元の肌が見えると、顔の下の影がやわらぎます。
- 明るいインナーを見せる:白やアイボリーを襟元から細くのぞかせます。顔と黒の間に、明るい色が1本入ります。
- 素材を替える:厚手でつやのない黒が重いなら、薄手の黒や、少しつやのある黒と比べてみてください。
- 顔から離して使う:パンツ、スカート、靴、バッグの黒なら、顔映りへの影響は小さくなります。
- 近い濃い色に替える:買い足すなら、チャコールグレー、ネイビー、ダークブラウンが黒の代わりになります。
パーソナルカラーの4タイプ別に、黒を着るときの工夫と、代わりに使いやすい濃い色をまとめました。
| タイプ | 黒を着るなら | 代わりの濃い色 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 襟元を開け、アイボリーを見せる | チョコブラウン、明るめのネイビー |
| ブルベ夏 | 透け感のある素材に、白やライトグレー | チャコールグレー、ソフトネイビー |
| イエベ秋 | マットな素材や革に、ゴールドの小物 | ダークブラウン、深いカーキ |
| ブルベ冬 | 得意な基本色。そのまま着やすい | 濃紺、チャコールグレー |
黒が重く見える理由と、気になる場所の見分け方
黒は、服の色の中でいちばん暗く、隣に置いた色との差がはっきり出る色です。顔のすぐ下に広く着ると、目の下や口元の影が濃く見えたり、顔と服の境目がくっきりしすぎたりすることがあります。
4タイプのうち、白や黒のようなはっきりした色が得意とされるのは、ブルベ冬(ウィンター)です。イエベ春(スプリング)、ブルベ夏(サマー)、イエベ秋(オータム)は、黒が強く出やすいとされています。ただし、これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。
まずは鏡の前で、どこが気になるのかを確かめましょう。場所によって、先に試したい直し方が違います。
| 気になる場所 | 黒での見え方 | 先に試すこと |
|---|---|---|
| 目元・口元 | 影が濃く見える | 襟を開ける、明るいインナーを見せる |
| 顔の輪郭 | 服との境目がくっきりしすぎる | チャコールグレーやネイビーと比べる |
| 頬 | 血色が薄く見える | 顔になじむ色のスカーフを添える |
| 髪と服 | ひと続きに見えて重い | 髪を耳にかけ、襟元に明るさを入れる |
自分のタイプが分からない人は、無料診断で傾向を確かめてみてください。黒をそのまま着やすいブルベ冬の配色は、ブルベ冬に似合う服の色で紹介しています。
黒とチャコールグレーを、同じ襟元で比べる
黒がどのくらい強く出ているのかは、近い色と比べると分かります。手持ちの黒と、少し明るいチャコールグレーや濃いネイビーを、順に顔の下に当ててみてください。襟の開きや素材が大きく違うと、色の違いだけを見分けにくくなります。できれば、形や素材が近い服どうしで比べましょう。
チャコールグレーのほうが目の下の影が目立たないなら、顔の近くは「黒より1段明るい濃い色」が目安になります。次にトップスを買うときは、黒ではなくチャコールグレーを選ぶのも方法です。色みの選び方は、グレーの服の選び方とネイビーの服の選び方で、それぞれ紹介しています。
黒とチャコールグレーで見え方がほとんど変わらないなら、原因は色の暗さではなく、素材や襟の形にあるのかもしれません。次の節から順に試してみてください。
同じ黒でも、素材で見え方が変わる
つやを抑えた厚手の黒は、広い面積で着ると暗さが目立つことがあります。反対に、光沢の強い黒は、反射のほうが目を引きます。起毛した生地、透ける生地、ハリのある生地でも、見え方はそれぞれ違います。1着が似合わなかったからといって、黒い服をすべて避けることはありません。
タイプ別には、次の素材が黒を着やすくするとされています。
- イエベ春:サテンやつやのあるニットなど、光を返す素材です。
- ブルベ夏:シフォンやレースなど、透け感のある薄手の素材です。
- イエベ秋:スエード、革、ツイードなど、マットで風合いのある素材です。
- ブルベ冬:シャツ生地やサテンなど、つやとハリのある素材です。
襟元に見える黒を3段階で比べる
買い替える前に、同じ黒い服の襟元だけを変えて、鏡で見比べてみましょう。下の図のように、襟を閉じる、襟を開ける、明るいインナーを見せる、の3段階で比べます。
まずは、いつもの着方で顔まわりを見ます。
肌を少し見せ、顔の近くにある黒を減らします。
顔と黒の間に明るい色を入れて比べます。
顔映りは、同じ場所・同じ明るさで見比べましょう。
見るのは、目の下と口元の影です。襟を閉じたときの見え方を覚えておき、襟を開けたときに影がやわらぐかを確かめます。変化が小さければ、白やアイボリーのインナーを襟元から細く見せてください。同じ場所、同じ明るさで見比べると、違いが分かりやすくなります。
襟を開けるだけで顔色が自然に見えるなら、黒そのものを避けなくてもよさそうです。インナーを見せてようやく落ち着く服は、「明るい色と一緒に着る黒」と覚えておくと、朝の服選びで迷いません。
シャツ・ニット・コート別の、襟元の整え方
襟元の整え方は、服の形によって少しずつ違います。手持ちの黒い服に近いものから試してみてください。
- シャツ:前を少し開け、白いインナーをV字に見せます。
- 丸首のニット:下に着た白いTシャツの襟を、首元から少しのぞかせます。襟付きのシャツを重ねてもかまいません。
- タートルネック:顔から離しにくい形です。明るい色の羽織りを、前を開けて重ねると、黒が縦に細く見えます。
- ジャケット・コート:前を開け、中に明るいニットやシャツを着ます。寒い時期は、明るいマフラーを巻く方法もあります。
間に挟む色は、真っ白でなくてもかまいません。イエベ春はアイボリー、ブルベ夏はソフトホワイトやライトグレー、イエベ秋はエクリュ(生成り)、ブルベ冬は真っ白が目安です。先に顔の下に当てて、顔色が自然に見えるかを確かめておくと安心です。
小さなネックレスだけでは変化が分かりにくいときは、スカーフや付け襟など、もう少し広く色を見せられるものを選びましょう。黒いワンピースにはスカーフ、黒いニットには明るい襟というように、服に合わせて選びます。小物の色の選び方は、顔まわりの色の整え方で詳しく紹介しています。
髪が暗い色なら、髪と服の間に明るさを入れる
髪が黒や暗い茶色の人は、黒い服を着ると、髪から服までがひと続きに見えることがあります。顔を囲む暗い面積が大きくなり、服そのものより、その広さが重さの原因になります。髪を下ろして黒いタートルネックを着たときに、いちばん起こりやすい組み合わせです。
直し方は、髪と服の間に、肌か明るい色を入れることです。
- 髪を耳にかける、結ぶ:フェイスラインと首が見え、暗い面積が髪と服の2つに分かれます。
- 襟を開ける:首元の肌が、髪と服の境目になります。
- 明るいストールや襟を足す:髪を下ろしたままでも、間に明るい色が入ります。
- 耳元につやを足す:小さなピアスやイヤリングの光が、暗い面の中のアクセントになります。
髪を結ぶと自然なのに、下ろしたときだけ重く見えるなら、黒が似合わなくなったわけではありません。顔のまわりに見える暗さの量が変わっただけです。髪型に合わせて、襟の形を選び分けてみてください。髪を明るく染めた直後や、暗い色に戻した直後も、同じ黒い服の見え方が変わることがあります。
手持ちの黒は、着る場所と場面で使い分ける
手持ちの黒い服は、次の3つに分けてみましょう。
- そのまま着やすい黒:襟が開いている服、薄手の服、パンツやスカートです。
- 襟元に工夫をすると着やすい黒:丸首のニット、シャツ、ジャケットです。明るいインナーや小物と一緒に着ます。
- 顔から離して使いたい黒:厚手のタートルネックなど、どう合わせても重く感じる服です。明るい羽織りの内側に着ると、出番が増えます。
黒いパンツや靴は顔映りへの影響が小さいため、好きならそのまま使ってください。トップスも、夜の会食や、写真で輪郭をはっきり見せたい場面では、使いやすいことがあります。昼の自然光では強く感じても、夜の室内では落ち着いて見える服なら、着る時間で使い分けてもかまいません。
無地の黒が重く感じる場合は、黒の割合が少ない細かな柄や、下の色が少し透ける素材も選択肢に入ります。ただし、白と黒の差が大きい柄は、服の印象が強くなることがあります。柄を選ぶときは、黒の割合が少ないものから試してみましょう。
よくある質問
黒い服が似合うパーソナルカラーは、どのタイプですか?
黒が得意な基本色とされるのは、ブルベ冬(ウィンター)です。白や黒のようにはっきりした色がなじみやすいタイプのため、黒を顔の近くに広く着ても重く見えにくい傾向があります。ほかの3タイプも黒を着られないわけではなく、襟元を開ける、明るいインナーを見せるといった工夫で着やすくなります。
黒のタートルネックが重く見えるときは、どうすればよいですか?
前を開けた明るい色の羽織りを重ねるのが、いちばん手軽な方法です。黒が縦に細く見えるようになり、顔のまわりの暗い面積が減ります。髪を結んで首すじを見せる、長めのネックレスで胸元に光を足す、という方法も合わせて試してみてください。
黒い服に合わせるアクセサリーは、ゴールドとシルバーのどちらがよいですか?
どちらも合わせられます。なじみやすさの目安は、イエベ春とイエベ秋がゴールド、ブルベ夏とブルベ冬がシルバーやパールです。ただし、金属の色だけで似合うかどうかが決まるものではありません。好きな色を、つやの強さや太さを変えて試してみましょう。
まとめ
黒い服の見え方は、色の暗さだけでなく、素材、襟元に見える量、髪との組み合わせで変わります。黒が強く出やすいタイプの人も、襟を開ける、明るいインナーを見せる、という2つの工夫で着やすくなります。まずは手持ちの黒い服を1着選び、鏡の前で襟元を3段階に変えて、目の下の影を見比べるところから始めてみてください。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方
