服装の写真添削を頼む準A・Bの2枚の撮り方と質問の書き方
服装の写真添削は、いちばんよく撮れた1枚より、1か所だけ変えたA・Bの2枚を送ると、具体的な答えをもらいやすくなります。同じ場所で続けて撮り、「Aの丈は残したい」のように残したい点も添えましょう。撮り方と質問の書き方を紹介します。

服装の写真添削は、A・Bを見比べられる形で頼む
写真添削とは、自分のコーディネートを撮った写真を送り、プロに直し方を教えてもらう相談です。オンラインのプロ診断(写真を送って、診断士に色や形を見てもらうサービス)の追加メニューや、診断後の相談として受けられることがあります。準備は次の4つです。
- 見てほしい箇所を決める:色、丈、素材、髪型、メイクのうち、今回聞きたいことを1つに絞ります。
- A・Bの2枚を撮る:ジャケットの前を開ける・閉じる、裾を入れる・出すなど、1か所だけ変えて撮ります。
- 撮る条件をそろえる:場所、明るさ、スマートフォンの高さ、立ち位置、髪、靴を同じにします。
- 残したい点を添えて質問する:「どちらが似合いますか」だけでなく、「Aの丈は残したい」という希望も書きます。
よく撮れた1枚より、A・Bの2枚が役立つ理由
よく撮れた1枚だけを送ると、「全体としては合っています」のような、広い答えになりがちです。1か所だけ違う2枚があれば、診断士はその違いに絞って、どちらがなぜよいかを説明しやすくなります。自分でも、次に何を直せばよいかが分かります。
写真添削と診断は、別のサービスです。写真添削は、今の装いの直し方を聞くものです。診断は、パーソナルカラーや骨格などのタイプを見てもらうものです。診断結果がすでにあるなら、質問に添えましょう。たとえば「骨格ウェーブと言われたので、トップスの裾を入れたほうがよいかを知りたい」と書けば、結果を踏まえた答えをもらいやすくなります。タイプがまだ分からない人は、無料診断で傾向を確かめておくと、質問を作りやすくなります。
比べたい箇所以外は、撮る条件をそろえる
比べたい服以外が変わると、どこが違うのかが分からなくなります。次の5つをそろえてから撮りましょう。
| そろえるもの | そろえ方 |
|---|---|
| 明るさと背景 | 同じ場所で、続けて撮る |
| 距離と高さ | スマートフォンを台に置いて動かさない |
| 姿勢 | 力を抜いて、同じ向きで立つ |
| 髪とメイク | 2枚の間で変えない |
| 靴と小物 | 比べないものは同じものを使う |
全身を撮るときは、広角レンズで近づきすぎると体の比率がゆがんで写ります。少し離れて、頭から足元までを画面に収めてください。別の日に撮り直した場合は、「天気が違う」「髪を結んでいる」など、違っていた点を一言添えます。その一言があると、写真を正しく読んでもらいやすくなります。
色を見てほしいときは、光の向きにも気を配る必要があります。詳しくは、色を確かめるスマホ写真の撮り方を参考にしてください。
A・Bは、間を空けずに続けて撮る
条件をそろえたら、次の順番で撮ります。時間を空けると光が変わるので、2枚は続けて撮るのがこつです。
- Aの状態を「裾を入れている」のようにメモします。
- スマートフォンと立ち位置を動かさずに、正面を撮ります。
- 服の1か所だけをBの状態に変えます。
- 同じように正面を撮ります。丈やシルエットを見てほしいときは、横向きも撮ります。
写真には「A 裾を入れた」「B 裾を出した」のように、違いが分かる名前を付けます。写真の番号と質問の番号をそろえておくと、やり取りで行き違いが起きにくくなります。比べる組は、次のようなものが向いています。
- ジャケットの前を開ける、閉じる
- トップスの裾を入れる、出す
- 袖をそのままにする、1回折る
- 同じ服で、ネックレスを着ける、着けない
裾の入れ方そのものを知りたい人は、シャツの裾の入れ方と整え方も読んでみてください。
「どちらが似合うか」の先を質問する
AとBのどちらがよいかだけを聞くと、答えも「Bです」で終わってしまいます。残したい点と、困っている場面を一緒に書きましょう。次の文は、そのまま使えます。
- 「Aの着丈は残したいです。Bのように縦の線を出す方法はありますか」
- 「仕事中に直さなくて済むのは、AとBのどちらに近い着方ですか」
- 「最初に直すなら、どこからがよいですか」
- 「家でできる調整と、お直しや買い替えが必要なことを分けて教えてください」
袖、裾、襟、小物をすべて変えた完成例だけをもらっても、自分では再現しにくいものです。最初に直す1か所、次に確かめる1か所、という順番で答えてもらえるかを聞いてみてください。見てほしい場所に矢印や番号を書き込む場合は、加工していない元の写真も一緒に送ります。
写真だけでは、正確な寸法や、お直しができるかどうかまでは分かりません。実物を見ないと決められないことは、買ったお店やお直しの専門店に相談しましょう。動きやすさや肌触りも写真には写らないので、気になることは文章で補ってください。質問のまとめ方は、診断結果について質問するときの整理のしかたも参考になります。
申し込む前に、数え方と写真の扱いを確かめる
サービスページで、次の4点を確かめます。書かれていないことは、申し込む前に診断士に質問しましょう。
- 点数の数え方:A・Bの1組で1点か、正面と横向きが別々に数えられるかを確かめます。
- 回答の形:文章、写真への書き込み、通話、動画のうち、あとから見返しやすい形かを見ます。
- 回答のあとの質問:直したあとの写真を、もう一度見てもらえるかを確かめます。
- 写真の扱い:利用目的、保存期間、削除の方法、実績として掲載される場合の条件を確かめます。
家族やほかの人が写っている写真は、送らずに撮り直しましょう。部屋の様子や郵便物など、相談に関係のないものも写らないようにします。顔を出さずに相談したい人は、首から下の写真でどこまで答えてもらえるかを、先に聞いておくと安心です。写真の扱いについては、写真を送るときの個人情報の確かめ方で詳しく紹介しています。
添削どおりに直しても、しっくりこないとき
助言をもらったら、いちばん効きそうな1か所だけを直して、同じ条件でもう一度撮ってみましょう。袖を折る提案なら、バッグや靴は元のままにします。すべての指摘を同時に取り入れると、どの変更が効いたのかが分からなくなるためです。
直してもしっくりこないときは、元の写真、変えた点、着てみた感想の3つを短くまとめて、もう一度質問します。「見た目はよくなったが、腕が上げにくい」のように、着心地で困ったこともそのまま伝えてください。見え方がよくても、毎日続けられない直し方なら、別の案を出してもらう価値があります。
よくある質問
顔を写さなくても、服装の写真添削は頼めますか?
丈やシルエットの相談なら、首から下の写真でも頼みやすい内容です。一方、色の相談や襟の形のように顔まわりに関わることは、顔が写っていないと答えにくくなります。顔を出したくない場合は、どこまで答えてもらえるかを申し込む前に聞いておきましょう。
写真は何枚くらい送るとよいですか?
A・Bの1組、正面の2枚から始めるのが目安です。丈やシルエットを見てほしいときは、横向きを1枚ずつ足します。一度にたくさん送るより、1組ずつ答えをもらって試すほうが、直した効果を確かめやすくなります。
自撮りと、人に撮ってもらうのとでは、どちらがよいですか?
スマートフォンを台に置いて、タイマーで撮る方法がおすすめです。手で持って撮ると、2枚の間で高さや角度が変わりやすくなります。鏡ごしの自撮りは、スマートフォンで体の一部が隠れ、左右も反対に写るので、比べる写真には向きません。
まとめ
服装の写真添削は、撮る条件をそろえ、1か所だけ違うA・Bの2枚を用意すると、具体的な答えをもらいやすくなります。写真と質問に同じ番号を付け、残したい点も伝えてください。まずは今日の服で、裾を入れた姿と出した姿を続けて撮るところから始めてみましょう。