シンプル服を顔印象で選襟・肩・素材の合わせ方と着こなし
シンプル服は、顔に近い襟の形と素材を顔立ちの線に合わせるとなじみます。丸みの多い顔立ちには丸首とやわらかい生地、直線の多い顔立ちにはVネックやシャツ襟とハリのある生地が目安です。小物を足す前にできる着方の工夫も紹介します。

シンプル服は、襟・肩・素材を顔立ちの線に合わせる
飾りの少ない服は、襟の形と素材がそのまま印象になります。顔立ちに合わせて選ぶときの目安は、次の5つです。
- 曲線の多い顔立ち:丸首や浅いUネックに、とろみのある生地や薄手のニットを合わせるとなじみます。
- 直線の多い顔立ち:Vネックやシャツ襟に、ハリのある生地を合わせるとすっきり見えます。
- 子ども顔寄り:コットンやデニムなど、さらっとしたカジュアルな素材のシンプル服が得意です。
- 大人顔寄り:とろみのあるブラウスや目の細かいニットなど、きれいめの素材が落ち着いて見えます。
- パーツの大きさ:小さめなら無地がそのままなじみ、大きめなら襟にデザインのあるものやつやのある素材が1つあるとつり合います。
シンプルな服ほど、襟と素材が目立つ理由
無地のトップスにも、線はあります。丸い襟ぐり、角のある肩、細い前立て、生地のつやなどです。柄や飾りがないぶん、こうした線と生地の表情がはっきり見えます。顔のすぐ下にある襟が顔立ちの線と合っていればなじみ、合っていないと「シンプルなのに、なぜかしっくりこない」と感じます。
イロシルの無料の顔印象チェックでは、顔立ちを4つの印象に分けています。それぞれの襟の目安と、無地の服を着るときの工夫は次のとおりです。
| 顔印象 | 襟の目安 | 無地の服での工夫 |
|---|---|---|
| やわらか | 丸首、小さな丸襟 | やわらかい生地を選び、角のある襟は開けて着る |
| すっきり | Vネック、シャツ襟 | ハリのある生地を選ぶ。飾りは足さなくてよい |
| 華やか | デザインのある襟 | 袖や裾に動きのある形を選ぶ |
| 上品 | ほどよく開いた襟 | なめらかで質感のよい生地を選ぶ |
自分の印象がまだ分からない人は、無料診断で確かめてみてください。
顔印象チェックはイロシル独自の4分類です。プロが行う顔タイプ診断®の8タイプとは別の分類で、8タイプのどれに当たるかを判定するものではありません。その8タイプでは、フレッシュ、ソフトエレガント、クールが、シンプルな服を得意とするタイプとされています。キュートやフェミニンに近い人は、シンプルな服に丸みややわらかさを1つ足すとなじみます。ただし、これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。顔立ちの線の見方は、直線と曲線の見分け方で紹介しています。
襟・肩・縫い目・素材・ゆとりの5つを見比べる
シンプルな服どうしの違いは、次の5つに表れます。色の近いトップスを2着並べて、どちらの列に近いかを見てみましょう。
| 見るところ | きちんと見える | やわらかく見える |
|---|---|---|
| 襟 | 細いVネック、角のあるシャツ襟 | 丸首、ゆるやかに開いた襟 |
| 肩 | 肩の位置が合い、線がまっすぐ | 肩から丸く落ちる |
| 縫い目 | 前立てや切り替えが見える | 表面になじんで目立たない |
| 素材 | ハリがあり、表面が滑らか | 落ち感があり、細かい凹凸がある |
| ゆとり | 体から少し離れる | 体にやわらかく沿う |
直線の多い顔立ちの人は「きちんと見える」の列、曲線の多い顔立ちの人は「やわらかく見える」の列の服がなじみやすくなります。両方の線がある人は、顔に近い襟だけを顔立ちに合わせ、肩や素材は好みで選んで大丈夫です。襟の形の選び方は、襟の形を顔印象に合わせる方法で詳しく紹介しています。
小物を足す前に、開ける・折る・入れるで整える
手持ちのシンプルな服がしっくりこないときは、着方を少し変えるだけで、服にある線の見え方が変わります。鏡の前で、次の3つを1つずつ試してみてください。
- 開ける:シャツの第1ボタンを開けるか、カーディガンの前を開けて、顔の下に縦の線を作ります。
- 折る:袖口を1回折って、手首を見せます。
- 入れる:トップスの前の裾だけをボトムスに入れて、腰の位置を見せます。
たとえば、丸首のニットがぼんやり見えるなら、袖口を1回折ってみましょう。細い直線ができ、視線が顔だけでなく手元にも向きます。3つを全部行う必要はありません。いちばんすっきり見えた1つを、その服の着方にしてください。
直線と曲線は、1着の中で混ぜてよい
かたいシャツの襟の角が強く感じるときは、第1ボタンを開けて、襟先を顔から少し離します。やわらかいニットが物足りないときは、前立てのあるカーディガンを重ねるか、細長い形の眼鏡を1つ合わせてみてください。
服そのものを、別の形に買い替える必要はありません。肩はまっすぐで、襟は丸い、という服もあります。顔に近い襟さえなじんでいれば、肩は直線、襟は曲線という組み合わせでもすっきり着られます。
服だけが目立つとき・きつく見えるときの調整
ゆったりした無地のトップスは、無地の部分が広いぶん、服ばかりが目立つことがあります。そのときは、袖を折る、前の裾だけを入れる、羽織りの前を開ける、のどれかを試しましょう。サイズを下げるのではなく、手首や腰を少し見せて、広い部分を区切るのがこつです。
反対に、体に沿うコンパクトな服がきつく見えることもあります。その場合は、やわらかい羽織りを重ねて、外側にゆとりを作ってみてください。大きいサイズに替えて肩まで余らせるより、重ね着で調整するほうが整います。
顔色が沈んで見えるときは、形ではなく色が原因かもしれません。無地は色の印象が強く出るので、襟元に白やアイボリーのインナーを少しのぞかせると、顔まわりが明るくなります。
素材の違いを、小さな飾りとして使う
無地でも、素材が変われば表情が変わります。細かい織り目、マットな質感、薄手の透ける生地、控えめなつやは、柄ではありませんが、近くで見たときの変化になります。平らな生地で物足りないと感じる人は、柄を足す前に、凹凸のあるニットやリブのインナーを1枚取り入れてみてください。
同じ黒でも、シャツ生地、ニット、落ち感のある生地では、光の受け方が違います。色は替えずに素材だけを比べると、自分のシンプルな好みに合う華やかさが分かってきます。
眼鏡や時計を毎日使う人は、それ自体が装いの見どころになります。服にまで目立つボタンや縫い目を足す必要はありません。それでも地味に感じるときの足し方は、シンプル服で地味に見えるときの対処にまとめています。
よくある質問
無地の白いTシャツは、顔印象でどう選べばよいですか?
襟ぐりの形と生地の厚みで選ぶのが目安です。丸みの多い顔立ちの人は、首まわりが少し広めの丸首で、薄手のやわらかい生地がなじみます。直線の多い顔立ちの人は、Vネックか、ハリのある厚手の生地を選ぶと、きちんとした印象になります。
シンプルな服の色は、顔印象で決めればよいですか?
色は、顔印象よりパーソナルカラーを目安にするのがおすすめです。白なら、イエベ春はアイボリー、ブルベ夏はソフトホワイト、イエベ秋は生成り、ブルベ冬は真っ白がなじみやすい傾向です。顔印象は、襟の形や素材、飾りの量を決めるときに使います。
顔印象では丸首、骨格診断ではVネックと言われたら、どちらを選べばよいですか?
襟の形は顔に近いので、顔立ちに合わせるのが1つの考え方です。そのうえで、開きの深さと素材を骨格に合わせます。たとえば、曲線の多い顔立ちで骨格ストレートの人は、ハリのある生地の浅めの丸首を選ぶと、両方に寄せられます。
まとめ
シンプル服は、襟・肩・素材を顔立ちの線に合わせると、飾りがなくてもなじみます。しっくりこないときは、小物を足す前に、開ける・折る・入れるの3つで服にある線を整えてみてください。まずは手持ちの無地のトップス2着を並べて、どちらの襟が顔になじむかを比べてみましょう。
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