似合う色となりたい印象はどちらを優先場面別の決め方と色の置き方
似合う色となりたい印象のどちらを優先するかは、場面で決めます。仕事や式典は場の決まりと伝えたい印象、写真は顔映り、休日は好みを先にしましょう。似合う色は顔の近く、なりたい印象の色は顔から離れた場所に置くと、両方を生かせます。

似合う色となりたい印象は、場面で優先を決める
どちらか一方を、いつも優先する必要はありません。場面ごとに、先に決めるものを入れ替えるのがおすすめです。
- 仕事・面接:職場の決まりと、伝えたい印象を先に決めます。似合う色は、インナーや襟元で足します。
- 式典:案内や会場の約束事が先です。その範囲の中で、自分に合う色みを選びます。
- 写真:顔映りを先に考えます。顔の近くは似合う色にして、背景との差も確かめます。
- 休日:「着たい」を最優先にしてかまいません。似合う色は、顔まわりに少し添えます。
似合う色・なりたい印象・好みは、別のもの
迷いやすいのは、性質の違う3つを、1つの「似合う」でまとめて考えているときです。
- 似合う色:顔の近くに置いたとき、顔色が明るく見えやすい色です。パーソナルカラーの4タイプが目安になります。
- なりたい印象:その場で相手に伝えたいことです。落ち着き、親しみ、華やかさなどが当たります。
- 好み:自分がその色を着たいと思えるかどうかです。
3つは重なることもありますが、同じではありません。「似合うけれど気分ではない」「印象は合うけれど顔色が沈む」と分けて言えると、どこを調整すればよいかが見えてきます。自分の4タイプが分からない人は、無料診断のセルフチェックで傾向を確かめてみてください。
なりたい印象の色を、タイプに合う色みで選ぶ
なりたい印象に合う色が、そのまま苦手な色になるとは限りません。同じ紺や赤でも、4タイプそれぞれに合う色みがあるためです。まずは、なりたい印象の色を、自分のタイプ寄りの色みで探してみましょう。
| 印象と色 | イエベ(春・秋) | ブルベ(夏・冬) |
|---|---|---|
| 落ち着き・紺 | 明るめのネイビー、深いネイビー | ソフトネイビー、濃紺 |
| 親しみ・ピンク | コーラルピンク、サーモンピンク | ローズピンク、アイシーピンク |
| 華やか・赤 | オレンジレッド、トマトレッド | ラズベリー、ワインレッド |
| 清潔感・白 | アイボリー、エクリュ | ソフトホワイト、ピュアホワイト |
イエベの列は、左がイエベ春、右がイエベ秋の例です。ブルベの列は、左がブルベ夏、右がブルベ冬の例になっています。
色から受ける印象は、見る人や場面でも変わります。表は、よく言われる組み合わせの例として、色選びの出発点にしてください。4タイプそれぞれの色の特徴は、4タイプの違いで説明しています。
顔の近くと遠くで、色の置き場所を分ける
色の見え方に大きく関わるのは、顔からの距離と面積です。顔色を整えたい色は、襟やトップス、ストールなど、顔の近くに置きます。なりたい印象を伝える色は、ジャケットやボトムス、バッグなど、顔から離れた場所でも役目を果たします。
2つがぶつかるときの例を挙げます。
- 信頼感を出したい濃紺のジャケットが、顔に重く感じる:ジャケットはそのままにして、インナーを明るい色にします。イエベ春ならアイボリー、ブルベ夏ならソフトホワイトが目安です。
- 明るく元気に見せたい黄色が、顔色を沈ませる:黄色はスカートやバッグに回し、顔の近くには似合う色を置きます。
- 好きな黒が、顔まわりで強く出やすい:襟元を開けるか、白や明るい色のインナーを少し見せます。
ストールや布があれば、顔の下と腰の位置に当てて、鏡で見比べてみてください。顔色が沈まず、その色もきちんと見える位置が、ちょうどよい置き場所です。苦手な色をボトムスで使うときの合わせ方は、ボトムスの色の整え方で詳しく紹介しています。
仕事と式典では、決まりの中で印象を1語に絞る
仕事の日は、職場の決まりと動きやすさが先です。そのうえで、「落ち着き」「親しみ」「活動的」など、その日に伝えたい印象を1語に絞ってみてください。色を何色も足すより、その印象を1色に任せるほうが、意図が伝わりやすくなります。
迷うときは、いつもの仕事服で2通りの組み合わせを作ります。1つは、顔まわりだけを似合う色に替えた組み合わせです。もう1つは、いつもの服のまま、なりたい印象の色をスカーフやバッグで足した組み合わせです。鏡の前で、顔映りがよいか、仕事の目的に合うか、また着たいと思えるかを確かめましょう。
結婚式や卒業式・入学式では、招待状や学校の案内、会場の雰囲気が先に決まります。一般的には、結婚式のゲストは全身が白く見える服を避け、卒業式は紺や黒など落ち着いた色が選ばれることが多いです。その範囲の中で、紺ならタイプに合う色みを選び、インナーやパールのアクセサリーで顔まわりに明るさを足しましょう。案内に指定があれば、そちらを優先してください。
写真では、顔映りと背景を先に見る
写真に写るのは主に上半身なので、顔の近くの色が、そのまま顔映りに影響します。まず顔まわりを似合う色にして、次に背景との差を確かめましょう。
顔映りのよい淡い色でも、背景に近い色だと、肩の線が背景にとけこんで見えます。そのときは、濃いめの羽織りを重ねて輪郭を出します。反対に、鮮やかな色が画面の中で強く出すぎるなら、羽織りを重ねて、見える面積を減らしてみてください。
証明写真のように決まりがある写真では、提出先の規定と、本人だと分かる写りを優先します。なりたい印象の色は小さく使い、休日と同じ決め方をそのまま当てはめないようにしましょう。
休日は「着たい」を最優先にしてよい
服装の決まりが少ない休日は、好みを最初に置いてかまいません。似合う色の知識は、好きな色をあきらめるためではなく、好きな色を着やすくするために使います。
苦手とされた色のトップスを着たい日は、襟元を開けて肌を見せたり、得意な色のスカーフや羽織りを顔の近くに足したりしてみてください。それだけで、顔まわりがなじみやすくなります。
ただし、天気や歩きやすさは、色より先に考えましょう。一日の中で何度も服を直さずに済み、次もまた選びたいと思えたなら、その日の目的に合った選び方です。
なりたい印象の色がしっくりこないときの調整
タイプに合う色みを探しても、なりたい印象の色がしっくりこないことがあります。次の3つを順に試すと、その色をあきらめずに済みます。
- 色みをタイプに寄せる:イエベ秋の人がピンクを着たいなら、青みの強い淡いピンクよりサーモンピンクを選びます。ブルベ冬の人がベージュを着たいなら、黄みの少ないグレーベージュが目安です。
- 面積を小さくする:トップスではなく、スカーフ、バッグ、靴で使います。小さな面積でも、色の印象は十分に伝わります。
- 顔との間に得意な色を挟む:襟元から白いインナーを見せる、得意な色のストールを巻く、といった方法です。
色だけでなく、服の形や顔立ちの印象も含めて迷うときは、パーソナルカラー・骨格・顔タイプの優先順位が参考になります。診断結果と好みや場面がぶつかるときの考え方は、診断結果が矛盾したときの優先順位にまとめています。
よくある質問
パーソナルカラーに合わない色の服は、着ないほうがよいですか?
着てかまいません。パーソナルカラーは、顔の近くに置いたときの見え方の目安で、着てはいけない色を決めるものではないためです。合わないとされた色は、ボトムスやバッグで使うか、襟元に得意な色を足すと着やすくなります。
面接では、似合う色と定番の色のどちらを選べばよいですか?
定番の色を優先しましょう。面接では、黒・紺・グレーのスーツに、白や淡い色のインナーを合わせるのが一般的です。その中で、イエベの人はアイボリー寄りの白、ブルベの人は真っ白やソフトホワイトのインナーを選ぶと、顔映りも整えやすくなります。企業から服装の指定があるときは、そちらに従ってください。
メイクでも、似合う色となりたい印象は分けて考えられますか?
分けて考えられます。リップやチークは顔の中に入る色なので、色みは似合う色に寄せるのがおすすめです。なりたい印象は、つやを足す、輪郭をはっきり取る、薄く塗るなど、質感と塗り方で調整してみてください。
まとめ
似合う色となりたい印象のどちらを優先するかは、場面で変わります。仕事や式典は場の決まりと伝えたい印象、写真は顔映り、休日は好みを先に決めましょう。似合う色は顔の近く、なりたい印象の色は顔から離れた場所に置くと、両方を生かしやすくなります。まずは、いちばんよく着る仕事服で、顔まわりの色だけを替えた組み合わせを、鏡の前で試してみてください。
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