上半身の厚みで服が合わないと前丈・身幅・袖ぐりの見直し方
胸元がつっぱる、前裾が上がる、背中に布が余るときは、サイズを上げる前に、前丈・身幅・袖ぐりのどこが足りないかを確かめてみましょう。胸にダーツのある形や、背中にタックのあるシャツを選ぶと、同じサイズでも着やすくなります。

PRプロに見てもらうならサロンへ通わず、服選びの基準を見つけるオンラインの骨格診断を見る (新しいタブで開きます)
上半身の厚みで服が合わないときは、足りない場所にだけゆとりを足す
胸や背中まわりが合わないトップスは、全体のサイズではなく、どこか1か所の寸法が足りていないことがよくあります。症状ごとに、見直す場所と選ぶ形を整理しました。
- 前裾が上がる:前丈が足りていません。胸にダーツやタックのある形を選ぶと、前の生地が引き上げられにくくなります。
- 胸に横じわが出る:身幅か、前身頃のゆとりが足りていません。伸びのある素材か、1つ上のサイズと比べてみてください。
- 背中に布がたまる:後ろ側だけ生地が余っています。背中にダーツのある形や、後ろ丈が短めのものが合わせやすくなります。
- 腕を動かすと裾まで上がる:袖ぐりと背中のゆとりが足りていません。背中の中央にタックのあるシャツが動きやすい形です。
つっぱる場所と余る場所から、原因を見分ける
いつものインナーの上に気になるトップスを着て、鏡の前に自然に立ってみましょう。前裾を手で下げたり、胸を張ったりせずに、正面・横・後ろの順に見ます。横から見ると、前と後ろの裾の高さの違いがよく分かります。
| 気づくこと | 起きていること | 見直す寸法 |
|---|---|---|
| 前裾だけ上がる | 前側の丈やゆとりが足りない | 前丈、身幅 |
| 胸に横じわ | 生地が横に引かれている | 身幅、素材の伸び |
| 背中に布がたまる | 後ろ側だけ生地が余っている | 後ろ丈、肩幅 |
| ボタンの間が開く | 前身頃の幅が足りない | 身幅、ボタンの間隔 |
胸や背中に厚みがあると、生地はその分だけ前後に持ち上げられます。平らに置いたときの身幅が同じでも、厚みに使われる分だけ、丈と幅が足りなくなるわけです。体が服に合っていないのではなく、服の作りが体の立体感に追いついていない、と考えてください。
骨格診断の3タイプのうち、骨格ストレートは、体に厚みと立体感があるタイプとされています。当てはまる人は、ハリのある中厚の素材と、Vネックやシャツ襟のように首元が縦に開く形がなじみやすい傾向です。これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。
タイプごとの特徴は骨格診断とはで説明しています。どのタイプに近いか分からないときは、無料診断で傾向を確かめておきましょう。
着やすい服の前丈と後ろ丈を測る
サイズ表の着丈は1つの数字しか載っていないことが多く、前と後ろの丈の違いまでは分かりません。手持ちの着やすい1枚を測っておくと、買い物の基準になります。
- シャツやカットソーを平らに置き、脇の下の左右の幅(身幅)を測ります。
- 肩のいちばん高い位置から前裾まで(前丈)を測ります。
- 裏返して、同じ位置から後ろ裾まで(後ろ丈)を測ります。
- 袖の付け根の縦の長さ(袖ぐり)を測ります。
気になる服も同じ4か所を測り、数字が違うところと、鏡で見たしわの場所が重なるかを確かめてみてください。身幅は同じでも、前丈が短い服は裾が上がりやすくなります。
必要なのは、全体を大きくすることではなく、前丈や袖ぐりなど、足りない場所にだけゆとりを持たせることです。通販の寸法表との比べ方は、通販で服の寸法を確かめる方法にまとめています。
胸・背中まわりにゆとりを作りやすい服の形
同じサイズ表記でも、作りによって胸や背中の着心地は変わります。お店で探すときは、次のような形を目印にしてください。
- シャツ・ブラウス:胸にダーツがあるもの、背中の中央にタックがあるものを選びます。前立てのボタンの間隔が狭いと、すき間が開きにくくなります。
- カットソー・ニット:伸びのある素材で、身幅に少しゆとりのあるものが向いています。リブ編みは、胸元の編み目が広がらないサイズを選びます。
- 首元:Vネックや、ボタンを開けたシャツ襟など、縦に開く形にします。首から胸にかけて肌が見える分、胸元がすっきり見えます。
- ジャケット:前身頃に縦の切り替えがあるものは、胸の丸みに沿いやすい作りです。ボタンを留めて、横じわが出ないかを確かめます。
- 裾:前後で丈に差をつけたデザインや、脇にスリットのあるものが便利です。前裾が少し上がっても目立ちません。
硬くて厚い生地は、胸の高い位置から裾まで生地が浮き、体から離れて見えることがあります。ハリは残しつつ、手で持つと少ししなる程度の厚さを選ぶと、胸の下で生地が自然に落ちます。
袖ぐりと背中は、腕を動かして確かめる
立った姿が整っていても、動くたびに裾を直す服は、1日着ると疲れてしまいます。試着では、腕を前に出す、そのまま上に上げる、バッグを持つ、の順に動いてみてください。
肩線は合っているのに裾が大きく上がるなら、袖ぐりの形か、背中のゆとりが関係しているかもしれません。腕を前に出したとき、背中の中央が強くつっぱる服も同じです。背中にタックや切り替え(ヨーク)のあるシャツと着比べると、違いが分かります。
脇に強く食い込む服や、胸元が苦しい服は、着方の工夫で我慢せず、別のサイズや形を探しましょう。コートの中に着る予定があるなら、上着を重ねた状態でも腕を動かしておくと安心です。
サイズを上げても合わないときの調整
胸に合わせてサイズを上げると、肩が落ち、袖が長くなることがあります。そのときは元のサイズに戻して、素材や着方を変えてみましょう。
- 伸びのある素材に替える:同じ形でも、少し伸びる生地なら胸元の横じわが出にくくなります。
- 前を開けて羽織る:前開きのシャツやジャケットは、中に薄手のインナーを着て前を開けると、胸元のつっぱりがなくなります。
- 裾を全部入れない:胸元で生地が止まる服は、裾を全部入れると、さらに上に引かれます。
- お直しを相談する:胸に合うサイズを選び、余った背中やウエストを詰める方法もあります。
裾の入れ方を変えて比べる手順は、シャツが四角く・窮屈に見えるときの整え方で紹介しています。
寸法は合っているのに上半身が大きく見えるときは、重ね着の厚みや素材の張りが関係しています。こちらは上半身が着ぶくれして見えるときの見直し方を読んでみてください。
よくある質問
胸に合わせるとウエストや背中が余るときは、どうすればよいですか?
胸まわりに合うサイズを選び、余るところを着方かお直しで整えるのが基本です。胸がきつい服は動きにくく、あとから広げるのも難しいためです。背中やウエストの余りは、ダーツを入れるお直しで詰められることがあるので、お店の人に相談してみてください。
シャツのボタンの間が開いてしまうのは、サイズが小さいからですか?
身幅が足りないか、ボタンの位置が胸のいちばん高いところと合っていないことが多いです。1つ上のサイズを試すほか、ボタンの間隔が狭いシャツや、伸びのある生地を選ぶと開きにくくなります。前を開けてインナーを見せる着方に切り替えるのも、1つの方法です。
上半身に厚みがある人は、ゆったりした服のほうがよいですか?
ゆったりしていればよい、とは言えません。全体が大きい服は、肩や背中で生地が余り、かえって上半身にボリュームが出て見えることがあります。肩と着丈は合っていて、胸まわりだけにゆとりのある形を探してみてください。
まとめ
上半身の厚みで服が合わないと感じたら、前裾・胸元・背中・袖ぐりのどこで生地が足りないのかを見つけるのが先です。ダーツやタックのある形、伸びのある素材、前後で丈に差のある裾を選ぶと、サイズを上げなくても着やすくなります。まずはよく着る1枚の前丈と後ろ丈を測り、気になる服と比べるところから始めてみましょう。
PRO DIAGNOSIS
丈・素材・サイズ感を選びきれない方へ全身写真をもとに個別に見てもらう骨格診断
上半身と下半身で特徴が違うなど、骨格タイプを1つに決めにくい人もいます。全身の写真や質問をもとに個別に見てもらうと、骨格タイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。サロンへ通う必要がなく、結果を自宅で手持ちの服と見比べられます。
- 全身写真と質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由を説明してもらえます
- 複数のタイプの特徴が混ざる場合の判定にも対応しています
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
自分の骨格タイプと、その理由になる体の特徴を知りたい方