肌の表面色とは?アンダートーンとの違いとファンデーションの選び方
肌の表面色とは、今、鏡や写真で見えている肌の色のことです。照明、日焼け、赤み、メイクで変わるため、黄色く見えるからイエベ、とは言えません。アンダートーンとの違いと、ファンデーションの色選びでの生かし方を説明します。

肌の表面色とは、今見えている肌の色のこと
肌の表面色とは、鏡や写真で、その時点に見えている肌の色のことです。明るさ、黄みや赤み、色むらを含みます。要点は次の4つです。
- 表面色は変わる:照明、日焼け、運動のあとの赤み、乾燥、ベースメイクで、同じ人でも見え方が変わります。
- アンダートーンとは別のもの:アンダートーンは、表面の変化とは別に、肌の内側に感じられる色みの傾向を指す言葉です。
- イエベ・ブルベの決め手ではない:肌が黄色っぽく見えるからイエベ、赤みがあるからブルベ、とは言えません。
- ファンデーション選びに使う:表面色がそのまま役に立つのは、ファンデーションの明るさと色みを選ぶときです。
表面色・アンダートーン・イエベ/ブルベの違い
3つの言葉は、どれも肌の色の話に聞こえますが、指しているものが違います。
| 言葉 | 指すもの | 使う場面 |
|---|---|---|
| 表面色 | 今見えている肌の色 | ファンデーションの色選び |
| アンダートーン | 肌の内側に感じる色みの傾向 | 黄み寄り・青み寄りを説明するとき |
| イエベ・ブルベ | 色を当てたときになじむ色みの傾向 | 服、リップ、髪色の色選び |
表面に黄みが見えるからイエローベース、赤みがあるからブルーベース、とは結び付きません。日焼けや血色が重なった見た目と、色を当てたときの顔の見え方は、別のものだからです。パーソナルカラーでは、色布などを顔の近くに置いて、血色、影、輪郭がどう見えるかを比べます。表面色は、そのときの条件の1つにすぎません。
イエベ・ブルベの意味は、イエベ・ブルベとは何かで説明しています。肌に黄みがあるのにブルベと言われた人は、黄み肌でもブルベになる理由も参考にしてください。
表面色が変わって見える主な原因
朝の洗面所では黄色く見えた肌が、昼の窓辺では赤みが目立つ、ということがあります。肌そのものが短い時間で変わったのではなく、見ている条件が違うためです。原因は主に5つあります。
- 照明:電球色の照明の下では黄み寄りに、白っぽい照明の下では青白く見えやすくなります。
- 日焼け:季節によって肌の明るさが変わります。顔と首で差が出ることもあります。
- 赤み:運動や入浴のあと、寒い場所から暖かい部屋に入ったあとは、頬や小鼻の赤みが強く見えます。
- メイク:日焼け止め、下地、ファンデーションの色やつやが、素肌の色を変えて見せます。
- 写真:スマホのカメラは明るさや色みを自動で補正するため、実際とは違う色で写ることがあります。
表面色を服やファンデーション選びに使うときは、どの条件で見た色なのかを一緒に覚えておきましょう。
白い紙とグレーで、光の偏りを確かめる
肌の色を見る場所を決めるときは、顔の横に白い紙と、中くらいの明るさのグレーの紙や布を置いてみてください。白い紙まで黄ばんで見えるなら、照明が黄み寄りです。青みを帯びて見えるなら、外の光や画面の光が影響していると考えられます。グレーに色がついて見える場所も、細かな肌の色を見るのには向きません。
直射日光の下では影が強く出て、色むらが実際より目立つことがあります。窓から少し離れた明るい場所で、顔の正面に光が均一に当たる位置を探してください。夜に見るなら、色の違う照明を混ぜず、毎回同じ場所で見ると比べやすくなります。
額・頬・首を分けて見る
顔全体をひと言で「黄色い」「赤い」とまとめると、場所ごとの違いを見落とします。額は髪の影や日焼け、頬は血色、首は服の色や外の光の影響を受けやすい部分です。次の順に、明るさと色みを分けて見てみましょう。
- 額は、髪の影と日焼けによる違いを見ます。
- 左右の頬は、赤みと色むらを分けて見ます。
- 首は、あごのフェイスラインとの境目と、顔の中央と比べた明るさの違いを見ます。
どの場所も同じ色になるのが理想、というわけではありません。場所によって色が違うのはふつうのことです。確かめたいのは、顔全体として境目が不自然に見えないかどうかです。
メイクの前後と写真は、分けて考える
日焼け止め、下地、ファンデーションには色やつやがあり、素肌の表面色を変えて見せます。素肌を見る日と、ベースメイクの仕上がりを見る日は、分けて考えましょう。比べるためだからといって、保湿や日焼け止めまで省くことはありません。
写真では、自動補正や画面の明るさで色が変わります。別々のスマホで撮った写真を並べるより、同じスマホ、同じ場所、同じ距離で撮った写真どうしを比べてください。美肌補正やフィルターは切り、白い紙も一緒に写しておくと、光の偏りに気づきやすくなります。
ファンデーションは、首との境目と時間がたった後で選ぶ
表面色がいちばん役に立つのは、ファンデーションの色選びです。選ぶのは、明るさと色みの2つです。色みは、ピンク寄り、黄み寄り、その中間に分かれていることが多く、「ピンク系」「オークル系」「ベージュ系」といった呼び方と、それぞれが指す色みは、メーカーによって違います。
試すときは、近い色を2〜3色、フェイスラインに細く並べて塗ります。塗った直後と、少し時間がたった後の両方を見てください。色だけでなく、厚み、乾き方、つやも、肌との境目に影響します。1色だけ明るさも質感も違うものを混ぜると、何が合ったのか分かりません。質感の近いものどうしで、色の違いを比べるのが基本です。
首の色に完全に合わせることだけを目標にすると、顔全体が暗く感じる場合があります。顔と首の両方を鏡に映し、正面と横から見て、境目が急に切れて見えない色を探してください。
「イエベだから黄み寄りの色、ブルベだからピンク寄りの色」と決める必要はありません。ファンデーションは肌になじませるもので、色を見せるリップや服とは選び方が違うためです。
季節で表面色が変わったときは、買い直す前に、塗る量や範囲で調整できるかを見ます。2色を混ぜて使う方法は、メーカーが案内している場合だけにしましょう。色が合わないと感じたときの直し方は、ファンデーションの色が合わないときの見直し方で紹介しています。
表面色についての、よくある3つの誤解
表面色という言葉を知ると、かえって迷いやすくなる点があります。次の3つは、分けて考えてください。
- 肌が黄色っぽいからイエベ:表面色だけでは決まりません。黄み寄りと青み寄りの色を顔の下に当てて、見え方を比べます。
- 肌の色に近い服が似合う:肌に近いベージュが、顔になじむとは限りません。色が近すぎて、顔がぼやけて見えることもあります。
- 表面色が変わったら、似合う色も全部変わる:同じ色でも見え方が変わることはあります。ただ、すぐに服を買い替える必要はありません。
日焼けなどで肌の色が変わったと感じたら、手持ちのトップスを2着、顔の下に当てて比べ直してみてください。肌の色名を当てようとするより、色を着たときの顔の変化を見るほうが、服選びには役立ちます。比べ方は、イエベ・ブルベを自分で見分ける方法にまとめています。似合う色の傾向を手早く知りたい人は、無料診断のセルフチェックも使ってみてください。
よくある質問
ファンデーションは、表面色とアンダートーンのどちらで選べばよいですか?
表面色で選びます。ファンデーションは肌になじませるものなので、今見えている肌の明るさと色みに合わせるのが基本です。フェイスラインに近い色を2〜3色並べて塗り、首との境目が目立たないものを選んでください。イエベ・ブルベは、リップやチーク、服の色を選ぶときに使います。
夏と冬で肌の色が変わる人は、ファンデーションが2色必要ですか?
まずは、塗る量と範囲で調整してみてください。顔の中心にだけ薄く塗り、フェイスラインに向かってぼかすと、多少の色の違いは目立ちにくくなります。それでも首との境目が気になるなら、その季節の肌に近い色を1色足すことを考えます。
ファンデーションの色は、手の甲で試してもよいですか?
手の甲ではなく、フェイスラインで試すのがおすすめです。手の甲は顔より日焼けしていることが多く、色も質感も顔とは違うためです。お店で顔に塗れないときは、あごに近い首の横で試し、できれば明るい窓辺でも見え方を確かめてください。
まとめ
肌の表面色は、今見えている肌の色のことで、照明、日焼け、赤み、メイク、写真の補正によって変わります。アンダートーンやイエベ・ブルベとは分けて考え、ファンデーションは首との境目で、服やリップは色を当てたときの顔の見え方で選びましょう。まずは窓辺で顔の横に白い紙を置いて、額・頬・首の色がどう見えるかを確かめてみてください。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
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