パンツの腰位置がしっくりこないと股上と後ろポケットの選び方
パンツの腰位置がしっくりこないときは、股上の深さと後ろポケットの高さを見直すと整いやすくなります。腰の高さを決めて見せているのは、パンツの上端・ヨーク・ポケットという服の線です。選ぶときの目安と、手持ちのパンツでの確かめ方を紹介します。

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パンツの腰位置は、股上と後ろポケットで決まる
パンツをはいたときの腰の高さは、体つきだけで決まるものではありません。次の4つを見直すと、同じ人でも後ろ姿の印象が変わります。
- 股上の深さ:一度座って立ったあと、手で直さなくても落ち着く深さを選びます。
- 後ろポケットの高さ:上辺がヒップのいちばん高いあたりに来るものが目安です。
- ヨークの形:デニムの後ろにある切り替えのことです。V字が浅いほど、腰まわりの線は控えめになります。
- ベルト部分の幅:太いほど腰の位置が強調されます。迷ったら、細めのものが無難です。
腰が高く・低く見えるのは、服の線の位置が違うから
腰の位置を示しているのは、パンツの上端、後ろのヨーク、後ろポケットの上辺という3本の線です。3本が近くに集まると腰が高く詰まって見え、離れすぎるとヒップが縦に長く見えることがあります。ポケットの高いデニムと低いスラックスで後ろ姿が大きく変わるのは、このためです。
骨格診断の3タイプにも、腰の位置の見え方に傾向があります。股上を選ぶときの目安にしてください。
| タイプ | 腰の見え方 | 股上の目安 |
|---|---|---|
| 骨格ストレート | 腰の位置が高めに見えやすい | 深すぎない、ふつうの股上 |
| 骨格ウェーブ | 腰の位置が低めに見えやすい | おへそが隠れる深めの股上 |
| 骨格ナチュラル | 上下どちらにも寄りにくい | 好みで選びやすい。浅めも合う |
これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。3タイプの特徴は骨格診断とはで説明しています。自分のタイプが分からない人は、無料診断で傾向を確かめてみてください。
股上は、座って立ったあとの位置で選ぶ
股上は、パンツを平らに置いて、上端から股の縫い目までを測った長さです。ただし、同じ数字でも、生地の伸びやヒップのゆとりによって、実際に落ち着く高さは変わります。試着では、一度座ってから立ち、自然に落ち着いた位置を鏡で見てください。
無理に引き上げると前にしわが寄り、下げてはくと股の下がたるみます。手で直し続けなくても落ち着く場所が、そのパンツにとって無理のない位置です。深さごとの特徴は次のとおりです。
- 浅め(腰骨のあたりではく):トップスを出して着る日に向きます。上端が隠れるので、腰の位置は目立ちにくくなります。
- ふつう(おへその少し下):トップスを出しても入れても合わせやすい深さです。最初の1本に向いています。
- 深め(おへそが隠れる):トップスを入れて着ると、腰の位置が高く見えます。上半身が詰まって見えるなら、ベルト部分が細いものが向いています。
通販で買うときは、よくはくパンツの股上を測っておくと比べやすくなります。測り方は通販で服の寸法を確かめる方法で紹介しています。
後ろポケットとヨークは、後ろ姿で比べる
股上は合っているのに腰の位置がしっくりこないときは、後ろ姿のデザインを見てみましょう。ポケットとヨークの位置で、ヒップの高さの見え方が変わります。
| 服の線 | 見え方の傾向 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| ポケットの高さ | 低いほど、ヒップが下がって見えやすい | 上辺がヒップのいちばん高いあたり |
| ポケットの幅 | 大きく外寄りだと、横幅が出て見えやすい | 小さめで、中心に寄ったもの |
| ヨーク | V字が深いと、ヒップに丸みが出て見えやすい | すっきり見せたいなら浅めのV字 |
大きなポケットがヒップの外側まで広がっていると、腰の位置だけでなく横幅まで強く見えることがあります。ポケットのないスラックスや、切り込みだけのポケットが付いたパンツと比べてみてください。股上が合っていないのか、ポケットのデザインが影響しているのかを見分けやすくなります。
後ろ姿は自分では見えにくいものです。スマホで1枚撮るか、手鏡と姿見を合わせて確かめると安心です。
腰が高すぎる・低く見えるときの直し方
気に入っているパンツは、買い替える前に、着方で整えられないかを確かめましょう。
腰が高く詰まって見えるとき
太いベルトを細いものに替えるか、ベルトを外してみましょう。上端の線が控えめになり、胸の下から腰までにゆとりが出ます。トップスの前だけを軽く入れ、後ろは出しておく方法もあります。
腰が低く見えるとき
後ろポケットが低い位置にあるパンツは、トップスを出してポケットの上半分を隠すと、印象が変わります。買い替えるなら、股上が少し深く、ポケットが高い位置に付いたものが目安です。
股上が苦しかったり、座るたびに位置がずれたりするパンツは、着方の工夫だけでは落ち着きません。ポケットなどのデザインを気にする前に、股上の合う別の形を探しましょう。トップスの裾やベルトを使った整え方は、腰位置のバランスをトップスとベルトで整える方法で詳しく紹介しています。
手持ちのパンツを後ろ姿ではき比べる
合う股上とポケットの位置が分かりにくいときは、手持ちの中から「はきやすいパンツ」と「気になるパンツ」を選び、次の順ではき比べてみてください。
- 同じトップスと靴で、順番にはきます。
- 一度座ってから、自然に立ちます。
- 上端、ヨーク、ポケットの順に、後ろ姿を見ます。
- トップスを出した姿も見て、ポケットの見える量を比べます。
はきやすいほうの股上とポケットの位置が、次に買うときの目安になります。丈や裾幅も気になる人は、パンツ丈と股上の選び方も参考にしてください。
よくある質問
ハイウエストのパンツで上半身が詰まって見えるのはなぜですか?
パンツの上端が高くなり、胸の下から腰までの見える長さが短くなるためです。股上を少し浅くするか、ベルト部分が細いデザインを選ぶと、上半身にゆとりが出ます。襟元が縦に開いたトップスを合わせるのも、詰まった印象をやわらげる方法です。
スカートでも腰位置の見方は同じですか?
スカートには股上がないので、上端の位置と、広がり始める高さを見ます。後ろポケットの代わりに、切り替えやギャザーが腰の位置を示す線になります。腰のすぐ下から広がる形は腰の位置が高く見え、ヒップを過ぎてから広がる形は落ち着いて見える傾向です。
小柄な人は、股上が深いパンツを選んだほうがよいですか?
小柄な人は、股上がやや深めのパンツが合わせやすい傾向です。腰の位置が高く見え、全身が縦につながって見えます。ただし、深すぎると上半身が詰まって見えるので、おへそが隠れるくらいまでを目安に、試着で確かめてみてください。
まとめ
パンツの腰位置がしっくりこないときは、股上の深さと、後ろポケット・ヨークの位置を見直してみてください。腰の高さは、体つきだけでなく、服の線の位置でも変わります。まずは手持ちのパンツを後ろ姿ではき比べ、直さなくても落ち着く1本を見つけるところから始めてみましょう。
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