通販で服の色を選ぶ方写真の見比べ方と返品条件の確かめ方
通販で「届いたら色が違った」を減らすには、1枚目の写真と色名だけで決めず、白背景・着用・生地の接写の3種類を見比べます。画面の設定、素材のつや、返品条件も注文前に確かめましょう。届いた色が違ったときの対処も紹介します。

通販の服の色は、最初の写真と色名だけで決めない
通販の服の色は、画面だけで完全に確かめることができません。そのかわり、見るところを増やせば、届いたときの「思っていた色と違う」は減らせます。注文の前に、次の5つを順に見てみてください。
- 画面の設定を標準に戻す:夜間モードやブルーライトを抑える設定は、白を黄み寄りに見せます。色を見る間だけ切っておきます。
- 写真を3種類見比べる:白背景の商品単体、モデルの着用、生地の接写を見ます。どの写真にも共通する明るさと色みが、実物に近い手がかりです。
- 素材のつやと毛足を読む:サテンや起毛の生地は、光の当たり方で明るさが変わります。素材の説明も、色の情報として読みます。
- 見た場所が書かれた口コミを探す:「昼の窓辺では青みがある」のように、どこで見たかが分かる感想が参考になります。
- 返品条件を注文前に読む:期限、返送料、セール品の扱いを先に確かめておくと、色で迷う服も選びやすくなります。
画面の色が実物と違って見える理由
通販の商品写真は、撮影したときの光、カメラや画像の調整、自分のスマートフォンの表示を通って目に届きます。どこか1つが変わるだけで色は動くので、画面と実物がぴったり同じになることは、ほとんどありません。
なかでも影響が大きいのが、手元の画面の設定です。夜間モードやブルーライトを抑える設定は、白を黄み寄りに見せます。鮮やかさを強調するモードや極端に高い輝度では、色の濃淡の細かな違いが実物どおりに見えないことがあります。色を見る間だけ標準の表示に戻し、白いページがまぶしすぎない明るさにしてみてください。
写真ごとに青っぽさや黄みが大きく変わる商品は、実物との差がとくに出やすい商品です。「この1枚が正しい」と決めずに、次の節の見方で写真を見比べてみましょう。
商品写真は、種類と素材の説明を合わせて読む
最初に出てくる雰囲気のある写真だけで決めず、種類の違う写真を見比べます。写真の種類によって、分かることと気をつけたい点が違うためです。
| 写真の種類 | 分かること | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 白背景の写真 | 形と、ほかの色と比べた明るさ | 背景にも色の調整が入ることがある |
| 着用写真 | 肌やほかの服と並んだときの色 | 照明とモデルによって見え方が変わる |
| 生地の接写 | 織り、毛足、つや、色むら | 服全体とは光の当たり方が違うことがある |
| 動画 | 動いたときのつやと色の変化 | 通信の状態で画質が落ちることがある |
同じ写真に色違いの黒や白が写っていれば、写真全体の色の傾きも読めます。黒がどれもグレーに見え、白が青みを帯びているなら、写真全体が明るく、青み寄りに調整されているのかもしれません。商品だけを見るのではなく、モデルの肌や背景との関係で見てみましょう。
素材のつやと毛足で、色の明るさは変わる
サテン、ベロア、起毛ニット、洗い加工の生地は、角度や光で明るく見えたり暗く見えたりします。接写の一部だけが白く光っているなら、色あせではなく、表面の反射かもしれません。素材の組成だけでなく、「光沢」「毛足」「杢(もく)調」といった説明も読んでおきましょう。
たとえば、画面では均一なネイビーに見えたスカートが、歩くと青く光ることがあります。サテン調と書かれていれば、手持ちのマットな紺のパンツとは別の色のように見えるかもしれません。合わせたい靴やバッグも、色だけでなく、つやがあるかどうかまで思い浮かべてみてください。
色名から、黄み寄りか青み寄りかの見当をつける
「モカ」「グレージュ」「ブルー」がどんな色を指すかは、ブランドによって違います。それでも色名は、黄み寄りか青み寄りかを読む手がかりになります。同じ白やベージュでも、呼び名で色みの方向が分かることが多いからです。
| 色 | 黄み寄りの名前 | 青み寄りの名前 |
|---|---|---|
| 白 | アイボリー、エクリュ、生成り | ピュアホワイト、青みのあるオフホワイト |
| ベージュ | キャメルベージュ、黄みのベージュ | ピンクベージュ、グレージュ |
| ピンク | コーラルピンク、サーモンピンク | ローズピンク、モーヴピンク |
| 茶 | キャメル、テラコッタ | ココア、ローズブラウン |
パーソナルカラーの4タイプでいうと、イエベ春とイエベ秋の人は黄み寄り、ブルベ夏とブルベ冬の人は青み寄りの色がなじみやすい傾向です。これは傾向で、全員に当てはまる決まりではありません。自分のタイプが分からない人は、無料診断で傾向を確かめてから色名を見ると、候補を絞りやすくなります。
色名で見当をつけたら、同じブランドの別の商品や公式のスタッフの着用写真で、同じ色名・同じ品番を探してみてください。出どころの分からない転載画像より、公式ページの写真のほうが頼りになります。
口コミは、感想より「どこで見たか」を読む
「画像より暗い」という感想だけでは、その人の部屋の照明や端末が分かりません。探したいのは、「昼の窓辺では青みがある」「電球色の部屋では茶色っぽく見える」「毛並みを逆立てると濃淡が出る」のように、場面が書かれた感想です。同じ傾向が何人もの口コミに出ていれば、届いたあとの姿を想像しやすくなります。
1件の「思ったより明るい」だけで、別の色に決め直さなくても大丈夫です。公式の写真、素材の説明、場面の分かる口コミが同じ方向を示しているかを見比べてみましょう。
手持ちの服と並べて、明るさの差を見る
合わせたい服があるなら、昼間の窓辺で、白い壁を背にして写真を撮ります。その写真を、商品のスクリーンショットと同じ画面に並べてみてください。撮った条件が違うので、細かい色みまでは分かりません。読み取るのは、「かなり明るい」「同じくらい濃い」といった大まかな明るさの差です。
たとえば、キャメルのコートに合わせる青いニットを探すとします。鮮やかな青、グレーがかった青、淡い水色を並べて、どの明るさなら着たい雰囲気になるかを考えます。少し色がずれても使える組み合わせにしておけば、届いたあとに困ることも少なくなります。
セットアップのように上下を同じ色でそろえたい服は、画面だけで決めるのがいちばん難しい買い物です。お店で実物を見るか、返品しやすいお店を選びましょう。お店での照明による色の違いは、試着室の照明で色が違って見えるときの確かめ方で紹介しています。色ではなくサイズで迷っているなら、通販で服のサイズを確かめる方法も参考にしてください。
返品条件は、注文前にこの5つを読む
色で迷う服ほど、返品できるかどうかが大事になります。条件はお店や商品によって違うので、注文ボタンを押す前に、次の5つを確かめておきましょう。
- 返品できる期間:届いた日から数えるのか、発送日から数えるのかまで読みます。
- 返送料:「イメージと違う」という理由のときに、送料をどちらが払うのかを確かめます。
- 対象外の商品:セール品、予約商品、受注生産の商品は、返品できないことがあります。
- 返品できる状態:タグを切る、洗う、外で着ると、受け付けてもらえないのが一般的です。
- 返金の形:代金が戻るのか、ポイントや交換だけなのかを見ておきます。
届いたら、タグを外す前に、昼間の窓辺と夜の部屋の明かりの両方で色を見ます。試着するときは、メイクや香水が服に付かないよう気をつけてください。あわせて、注文した品番と届いた品番が合っているかも確かめておきましょう。
セールの時期は、返品の条件が普段と変わることがあります。値下げされた服を買うかどうかの決め方は、通販セールで失敗を減らす服選びにまとめました。
届いた色が思っていたのと違ったとき
返品できる期間のうちなら、まず返すかどうかを落ち着いて考えます。目安は、色が違っても着たい場面が思い浮かぶかどうかです。思い浮かばない服は、手続きの手間があっても返したほうが、あとで悩まずに済みます。
返品できない服や、色は違うけれど気に入った服は、着方で調整してみましょう。
- 顔の近くで強く感じる色:襟元を開けるか、白や明るい色のインナーを首元に見せます。
- 手持ちの服と合わせにくい色:白、ネイビー、グレーなど、色みの少ない服と組み合わせます。
- トップスでは着にくかった色:次に同じ系統の色を買うときは、ボトムスやバッグで取り入れます。
顔から離して色を使う方法は、苦手な色をボトムスで着る方法で詳しく紹介しています。
よくある質問
白やベージュなどの淡い色は、通販で買わないほうがよいですか?
買ってかまいません。ただ、淡い色は黄み寄りか青み寄りかの違いが画面で分かりにくいので、同じ写真に写っている白い背景や白いシャツと見比べてください。背景より黄色っぽく見えればアイボリー寄り、同じくらい白ければ真っ白に近い色です。透け感も、着用写真で確かめておきましょう。
黒やネイビーなら、通販でも色の失敗は少ないですか?
色みの失敗は少ないほうですが、素材によって濃さが違って見えます。つやのある生地の黒は明るく、起毛した生地の黒は濃く見えがちです。ネイビーは、黒に近い濃紺から青みのはっきりした紺まで幅があります。黒い服と並んだ写真を探すと、濃さの見当がつきます。
スマホとパソコンでは、どちらの色を信じればよいですか?
どちらか一方が正しいとは言えないので、両方で見て共通している印象を手がかりにしてください。2つの画面で色みが大きく違う商品は、実物との差も出やすいと考えておくと安心です。どちらの端末も、夜間モードや色を鮮やかにする設定を切ってから見比べましょう。
まとめ
通販の服の色は、種類の違う写真、素材のつや、色名、場面の分かる口コミを重ねて読むと、実物との差を小さくできます。手持ちの服とは、細かい色合わせより、明るさの差を見るのが現実的です。注文の前に返品条件の5つを読み、届いたらタグを外す前に昼と夜の光で確かめてみてください。まずは、気になっている商品のページで、白背景・着用・接写の3種類の写真を見比べるところから始めましょう。
PRO DIAGNOSIS
似合う色を自分だけでは決めきれない方へ写真で受けるパーソナルカラー診断(基本は4タイプ)
わずかな色の違いは、照明や写真の条件でも見え方が変わります。候補を絞っても迷うときは、写真や質問をもとに個別に見てもらうと、似合うタイプと、そう判断した理由を教えてもらえます。自宅から写真と回答を送る形なので、すっぴんで出かける必要も、来店の予約や移動の時間もいりません。
- 写真と、髪や肌についての質問への回答をもとに診断してもらえます
- 診断結果と、その理由(外見の特徴)を教えてもらえます
- 2番目に似合うタイプの診断や、似合う色の解説文は追加オプションです
- 送った写真は、診断後に破棄すると明記されています
似合う色のタイプと、そう判断された理由を知りたい方